日本酒新時代のムーブメント

|SAKE INNOVATION[5]|
日本酒の進化を紐解く12のキーワード
12 Keywords of Evolving Sake
【01 SAKE COMPETITION】

日本酒の進化について、大きな流れを掴んでいただけたでしょうか? こちらでは、さらに12のキーワードから、日本酒に関わる様々な現場で起きているイノベーションな事例を、シリーズでご紹介していきます。

【01 SAKE COMPETITION】

出品できるのは市販酒のみ。日本酒選びに新基準を示すコンペから探る、日本酒の現在地。

「SAKE COMPETITION」とは、2012年から始まった(その前身となる会は1982年より)、市場に流通している日本酒の中から、世界一美味しい酒を決めるコンペ。一般的に出品酒は、コンペに照準を合わせて造られますが、このコンペは市販酒のみを出品条件とし、品質だけでなく消費者が楽しめる酒か、という審査を設けることで蔵元も消費者により愛される味わいを意識し、その結果、私たち一般消費者が日常で楽しめる美味しい日本酒が増えるという好循環を生み出しました。出品酒数は世界最多、2015年は335蔵・1028点の応募があり、上位に輝くと全国から注文が殺到するという。このコンペの受賞結果が、進化する日本酒の今を私たちが味わう上で、1つの指標になると言えるのです。

SAKE COMPETITION2015 受賞蔵 一覧

2014年より上位入賞酒の地域の偏りが少なく、全体的に香りに頼らず味わい重視の傾向に。また2015年は、フレッシュで若々しくガス感のある出品酒が多く、新たなトレンドとなるか注目。

◎純米酒部門

1位 磯自慢酒造株式会社 磯自慢 特別純米 雄町


2位 清水清三郎商店株式会社 作 穂乃智 純米酒


3位 新政酒造株式会社 新政 ラピス 純米酒

◎純米吟醸部門

1位 仙台伊澤家勝山酒造株式会社 勝山 純米吟醸 献


2位 髙垣酒造株式会社 紀ノ酒 純米吟醸 生貯蔵酒


3位 青木酒造株式会社 御慶事 純米吟醸

◎純米大吟醸部門

1位 鶴乃江酒造株式会社 会津中将 純米大吟醸 特醸酒


2位 株式会社澄川酒造場 東洋美人 壱番纏 純米大吟醸


3位 高木酒造株式会社 十四代 純米大吟醸 七垂二十貫

◎Free Style部門

1位 酒井酒造株式会社 五橋 極味伝心 生?木桶造り 純米大吟醸


2位 株式会社澄川酒造場 東洋美人 山廃吟醸


3位 株式会社佐浦 浦霞 山廃純米大吟醸 ひらの

Edit:浅井直子
Text:馬渕信彦
Photo:今井広一

※こちらの記事は2015年10月20日発行『メトロミニッツ』No.155に掲載された情報です。

更新: 2016年11月9日

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