|TOKYO BEERNIST[4]|
ビール事情をひもとく 9 のキーワード part1

これから流行るであろうビールのトレンドから、話題の醸造家、そしてこの春注目の新商品の紹介まで。日本のビールの今が分かる、9のキーワードをご紹介。ビール片手に語らうテーブルトークのネタにもどうぞご活用ください!

KEYWORDS O1 数字で見る、ビールの今

いまやコンビニやスーパーでも多彩なビールが買えるようになり、東京の街を見回してみるとビアパブのオープンラッシュが続いています。2016年に入ってからもますます盛り上がりを見せているビール業界。その勢いを示す数字から、ビールの現状をあらためて見直してみましょう。

日本ビール検定の 受験者も増加中!

一般社団法人 日本ビール文化研究会が2015年10月に開催した第4回「日本ビール検定」に、3,174人の受験者が集まりました。累計申込者数15,000人を突破! 中でも20代の受験者が最も多く、20・30代で全体の65%に。若い世代の受験者数の割合は年々増加傾向にあります。さらに、飲食業を含めた酒類関係者の受験はわずか25%で、75%が飲食関係者以外でした。若い世代の消費者を中心に、ビールの知識を得ようとする積極的なビールファンが増えていると言えそうです。

ビール出荷量、19年ぶり0.1%増!

こちらの数字は大手ビール5社のビール出荷量。なんと、1996年以来19年ぶりに、2015年のビール出荷量が2億1,490万ケースと増加に転じたのです。前年比わずか0.1%の増ですが、これってすごいこと。ビールの税率を引き下げる方向で酒税法改正が検討され、各社がビールの販売を強化したことも影響しています。その中で、大手も参入したクラフトビールが注目を集め、多様なビールを楽しめるような環境ができつつあることも一因なのでは。ビアニスタが今後も増え続ける予兆を感じる数字です。

ビールイベントが 全国規模で拡大!

1月8日~17日に開催され全国30のブルワーが集まった「ふるさと祭り東京
2016」。1月29日~31日にブルワーが審査員を務めるコンペティション「ジャパン ブルワーズ カップ フェスティバル」と、今年はすでに2つの大きなイベントが終了。さらに昨年から日本地ビール協会主催の「ビアフェス」も九州大会をはじめ、全国的にビール関連のイベントが増加中。大小含めると年間で100以上が開催されていると言われています。

日本各地にビール醸造所続々登場!

現在、日本で操業しているビール醸造所は248件。1994年の1醸造所における最低製造数量を緩和した、酒税法改正をきっかけに始まった第一次地ビールブーム。少量での生産が可能になり、マイクロブルワリーが増え、300を超える醸造所がありましたが、1999年のピークを境に減少。一時は200を切るくらいまで減少しましたが、ここ3~4年で再び盛り返しています。都心部では飲食店に併設されたブルーパブをはじめ、3月29日からの1週間でなんと5カ所も開業!

 

<都道府県別ブルワリー数>
北海道/18、青森県/2、岩手県/7、宮城県/4、秋田県/3、山形県/4、福島県/3、茨城県/4、栃木県/6、群馬県/7、埼玉県/8、千葉県/5、東京都/23、神奈川県/15、山梨県/5、新潟県/9、富山県/5、石川県/2、福井県/3、長野県/11、岐阜県/3、静岡県/12、愛知県/8、三重県/8、滋賀県/3、京都府/5、大阪府/6、兵庫県/11、奈良県/1、和歌山県/2、鳥取県/2、島根県/2、岡山県/6、広島県/2、山口県/2、徳島県/2、香川県/1、愛媛県/3、高知県/0、福岡県/5、長崎県/0、佐賀県/1、熊本県/3、大分県/2、宮崎県/3、鹿児島県/5、沖縄県/6

※2016年3月時点で、麦芽を主原料とした「ビール」「発泡酒」「リキュール」を醸造、販売を行っている小・中規模の醸造所醸造・販売を行っている醸造所の数 ※同一醸造者が同一市町村内で2つ免許を持っており、かつ同じ銘柄を醸造している場合は1つとしてカウントしています ※個人や自治体で免許を取得している場合も含む 出典:クラフトビア・アソシエーション(日本地ビール協会)

Text?河﨑志乃
※こちらの記事は2016年3月20日発行『メトロミニッツ』No.161に掲載された情報です

更新: 2016年11月1日

この記事が気に入ったら
「シェア」しよう

最後までお読みいただき、ありがとうございます

pagetop