ここ数年で続々とオープン!東京“ハイカジ”中華料理店

|東京ハイカジ中華[11]|最終章
遠征したい中華料理の店

たとえ自分の行動範囲ではなくても、わざわざ電車を乗り継いででも行きたい!訪れるべき理由がこれらの中華料理店にはあります。運良く予約が取れたなら、仕事も早々に切り上げ、電車に揺られて遠征しましょう!

練馬/龍の翼 リュウノツバサ

住宅街に突如現れた記憶に残る中華

ウオスンにヘキキョクチク、そしてカワニナ…と聞き慣れない言葉が並ぶ食材リスト。その正体は、品質も栄養価も高い中国野菜。そして、窓辺には鯵や海老が泳ぐ生け簀。テーブルに着く前からどんな料理が待ち受けているのか、好奇心が刺激されます。「野菜を主役として楽しんで欲しいので、まだあまり知られていない中国野菜を取り入れることで目に留めてもらおうと思って」と、土地勘のある練馬に出店したオーナーシェフの佐藤祐城さん。物珍しい中国野菜も、「食材そのものを感じるライブ感を出そうと。イメージは香港の市場」を狙って設置した生け簀も、来た人の記憶に鮮やかに残ります。新しい発見に出合える喜びがあるのも、立派な遠征理由のひとつなのです。

左.シェフの佐藤さん/右.「活け車海老のガーリック炒め」1,296円

練馬/龍の翼  リュウノツバサ

TEL:03・3992・6070
住所:東京都練馬区豊玉北6-23-13
営業時間:平日11:30~14:00LO、17:00~22:00LO・土17:00~22:00LO・日、祝12:00~14:30LO、17:00~22:00LO不定休

下井草/ビストロシノワYASMIN ビストロシノワヤスミン

しなやかなセンスが光る注目のビストロ系中華

ワイングラスに黒板メニュー、そして笑顔で迎えてくれるのはシャンブレーシャツをまとった爽やかなご夫妻。まさに「ビストロ風」な佇まいながら、オーナーシェフの佐藤恭生さんは、都内有名店で年以上の経験を積んだ料理人。奥様の真由子さんは茶芸師や漢方スタイリストなどの肩書きを持ち、フードやドリンクのアドバイスも的確。真由子さんが育った荻窪に近い、ここ下井草にオープンして2年目の今年、気軽に本格中華が味わえるとあって、すでに週3~4回足を運ぶリピーターも!ミネラル豊富でクセのない味わいのラム肉には、隠し味としてドライトマトのソースを使うなど、柔軟なセンスが今後どこまで伸びていくのか要注目のお店です。

右.ワインなどを楽しみながらゆったりした時間を左.鶏肉や干し貝柱でダシをとり体の中から温まる数量限定の薬膳スープ800円、ソルトブッシュラムのステーキ1300円、前菜盛り合わせ620円

下井草/ビストロシノワYASMIN ビストロシノワヤスミン

TEL:03・6913・5541
住所:東京都杉並区下井草2-40-161F
営業時間:11:30~14:00、18:00~22:30月定休

東高円寺/中華銘菜圳陽 チュウカメイサイセンヨウ

一品一品じっくり手間ひま「タパス」式中華を召し上がれ!

広東料理の名店『福臨門酒家』で腕を振るっていた山田昌夫シェフが、2011年にオープンしたのが『中華銘菜圳陽』。「気軽に色々な料理を味わってもらえるように、コースではなくアラカルトが主体です。また、中華は大皿が主流ですが、スペイン料理で言う『タパス』のような形で料理を提供しています」と山田シェフ。ラフなTシャツ姿のユニフォームも、お客さんが話しかけやすいようにと考えられたものだとか。こうした試みを取り入れつつ、料理は一貫して基本に忠実で伝統的。仕込みに丸1日かかるという「丸鶏のパリパリ揚げ」など、手間暇かけた一流の味をカジュアルな雰囲気の中で堪能できる、まさに「ハイカジ」な一軒です。

左.手前は、「丸鶏のパリパリ揚げ」一羽4,200円。仕込みは鶏の羽をはぐ作業から始め、調味料と水飴を塗って1日乾かす。その後2度揚げすることで、身はしっとりしながら表面はパリパリした食感に仕上がるそう。右.「麻婆豆腐」1,100円右.中華鍋で豪快に炒められる麻婆豆腐は、胡椒のスパイシーさが後を引く一品

堅苦しくないシンプルな内装。週末になると家族連れも多く訪れるという

東高円寺/中華銘菜圳陽 チュウカメイサイセンヨウ

TEL:03・6382・5320
住所:東京杉並区和田3・18・9
営業時間:11:30~14:00、17:30~21:30火・第2水定休

祐天寺/casanova カサノバ

ラテン+本格中華=非日常の体験!

今年2月オープンのこちら、店名はラテン語で「新しい星」の意味。「何か新しい風を吹かせたい、という思いを込めています。テーマは"ラテン空間で味わう中華料理"」と店長の五月女和正さんは話します。供されたのは、四川料理の定番食材・ナマズを煮込んだ塩味ベースの「激辛ナマズ鍋」。ナマズの白身は上品な味わいで、皮のゼラチン質の食感がたまりません。もう一品は、噛むほどに肉汁があふれる、奥深い味の広東料理「ハトの香港風丸揚げ」。骨の細部までしゃぶり尽くしましょう。食材としてのナマズとハトに縁がなかった人なら、「知らないではもったいなさすぎる」と思うこと間違いなし。祐天寺の住宅街にあるこちらまで足を運べば、食の新たな扉が開くはず。

右.ハトをカラッと揚げて理想の食感を得るには熟練が必要だという五月女さん左上.手前の「激辛ナマズ鍋」は5,000円、奥の「ハトの香港風丸揚げ」は12,000円のコースでそれぞれいただけます

祐天寺/casanova カサノバ

TEL:080・3468・2225
住所:東京都目黒区五本木1・6・3
営業時間:17:00~21:30LO完全予約制(前日までに予約が必要)日定休

Text:浅井直子、GRINGO&Co(伊藤裕、田中恵里菜)
Photo:よねくらりょう、牧田健太郎、柳大輔

※こちらの記事は2014年7月20日発行『メトロミニッツ』No.141に掲載された情報です。

更新: 2016年12月19日

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