ここ数年で続々とオープン!東京“ハイカジ”中華料理店

|東京ハイカジ中華[8]|
〆の麺・飯が逸品の店

中華料理店の〆となると麺ものか、ご飯ものか悩むもの。それならば、その店の名物をぜひいただきましょう!ここでは、麺・飯ものに一家言ありな名店をご紹介。〆からお店を選ぶなんてのも、“ハイカジ”ならありなのです。

①広尾/はしづめ ハシヅメ

この日の麺は左からトマト、ゴボウ、柚子、花山椒、翡翠麺の5種。具材は試行錯誤しながら、常に新しいものを開発。種類により、茹で時間も変えている。白木のカウンターがまぶしい内装や、作家ものの器なども、麺へのこだわりから生まれたもてなしの一環だ

〆だけどメイン級!中華麺、ここに極まれり

目の前に差し出されたるは、色とりどりの中華麺が鎮座するトレー。ほうれん草の緑色が美しい翡翠麺をはじめ、季節の野菜などを使った目にも鮮やかな数種類が並びます。こちら『はしづめ』の麺料理は、麺とスープの組み合わせをお客さん自ら決めるというこだわりのシステム。それもそのはず、経営元の『橋爪製麺』は、数々の有名中華料理店やホテルを顧客に持つ創業1949年の名門製麺所。中華麺を数ある料理の中の一品としてではなく、蕎麦のように、食べて飲んだ後に味わうメイン料理と考えてほしいと、一昨年こちらをオープンさせたのだそう。あの名店『四川飯店』で年以上経験を積んだ料理長が腕を振るう本格派の料理も、すべて〆の麺料理を軸に構成されているという徹底ぶり。あふれんばかりの"中華麺愛"が結実したお店というわけなのです。麺、スープはそれぞれ2週間程のサイクルで内容を変えるそうで、来店時期や組み合わせで無限大に広がる中華麺ワールドの奥深さに、通い詰める人も多いとか。もちろん化学調味料は使わず、どこまでも優しく、奥行きを感じられる味わいに。麺に練り込まれた具材が出汁となり、徐々に風味が変化するのもまた楽しく、気付けば最後の一滴まで、余すことなく味わってしまうはず。胃袋を満たすための〆ではない、ゆっくり食べて五感を満足させる、こんな大人のための"〆の一杯"こそ、一日の終わりにふさわしいと言えましょう。

たっぷりフカヒレのとろみ麺2,400円しょうゆやオイスターソースがベースの汁に、姿煮状態のフカヒレがどんと乗った姿は圧巻。撮影ではトマト麺を合わせたが、香り豊かなゴボウ麺も店のイチ押し。添えられた青梗菜、夏草花(きのこの一種)、豆もやしを薬味として加えても美味

蒸し鶏のつけ麺1,400円オープン当初からの定番人気を誇る一品。自家製発酵調味料に漬け込んだ蒸し鶏は、甘みが増し、しっとりと柔らかい。かつおや昆布、煮干しから取る出汁がベースになった、ざる蕎麦感覚のメニュー。ランチタイムは1,200円で提供している

担々麺1,200円言わずもがな、花山椒の麺との相性は抜群。最初はふわりと山椒の香りが漂い、後からだんだんと痺れるような辛味が追いかけてくる。粗目の挽肉に自家製の醤(ジャン)を合わせた肉味噌も後引く美味しさ。リピーター率の高い人気メニューだ

広尾/はしづめ ハシヅメ

TEL:03・6277・2183
住所:東京都港区南麻布5・16・10カルチェブラン広尾2F
営業時間:11:30~15:00(14:30LO)、18:00~22:30(22:00LO)日祝定休

②麻布十番/紫玉蘭シギョクラン

とろみと甘みを持つ中国のたまり醤油を使用することで、黒い色に。醤油と松の実が織りなす香ばしい味わいに、牛ひき肉、すりおろした玉ねぎの甘みが加わり、やみつきになる独特のおいしさを生む。1,360円

裏メニューのはずが…注文殺到の黒チャーハン

このチャーハンの顔つき、どこかで…。実はこちらは中国飯店グループのひとつ、と聞けば、もうおわかりですよね。そう、あの名店「富麗華」の通称「黒チャーハン」こと、「松の実のせ中国醤油チャーハン」が裏メニューとして口コミで広がり、最後にオーダーする人が続出。今や、他のご飯麺類を差し置いて、断トツ人気の一品に浮上。二人でちょうどいいポーションのタパス的中華をつまんだら、知っているとちょっと鼻が高いチャーハンで〆。これぞデートに使いたい中華!

麻布十番/紫玉蘭シギョクラン

TEL:03・5575・7878
住所:東京都港区東麻布3-4-3
営業時間:11:30~14:00L.O、17:30~23:00L.O.

③赤坂/点心 新葡苑 テンシンシンプエン

調味料はほぼ台湾のもの、肉やお米は国産を使用。点心師の方曰く、日本の食材がマッチするので、本国よりも美味しくなっているかも?だとか。豊富なメニューには、もちろんデザートもラインナップ。手作りの点心スイーツも絶品

台湾の点心師が腕を振るう本格点心に舌鼓!

台湾、上海などで5店舗を展開する有名中華料理店の支店が、もっと気軽に本格的な中華料理を食べてほしいと、今年4月、一階をカフェ風レストランにリニューアル。台湾本店で活躍する点心師が来日し、現地台湾そのままの点心を通し営業で提供するスタイルに。人気の「スペアリブの黒豆ソース蒸しご飯(排骨蒸飯)」700円は、高温で一気に蒸し上げたぷりぷりの豚肉に、にんにくと豆鼓をばっちり効かせて。シンプルな見た目ながら、幾重にも重なる豊かな香りがクセになる一品です。

赤坂/点心 新葡苑 テンシンシンプエン

TEL:03・3560・1511
住所:東京都港区赤坂6・19・461F
営業時間:11:00~22:00LO、土11:00~21:00LO日祝定休
※2階の上海料理店「新葡苑TOKYO」とは、電話番号、営業時間が異なります

④銀座/SON チャイニーズダイニングソン

「SON麻婆豆腐炒飯(1,200円)」。食べる直前に麻婆豆腐をかけると、目の前でジューッという音と香りが広がります。具材を自由自在に踊らせ均一に火を入れていく孫さんの火と鍋使いならでは

座のラグジュアリーな空間で一石二鳥な〆をワインと

こちらの厨房を取り仕切るのは中華街に名を馳せる名店「四五六菜館」の2代目・孫関義さん。ぜひ〆に召し上がっていただきたいのは「SON麻婆豆腐炒飯」。火の達人・孫さんが作る炒飯と、自身の名を冠した名物「SON麻婆豆腐」をダブルで楽しめる贅沢な逸品です。一口いただけば感じるのは、ゴロゴロとカットされた牛カルビのやわらかい食感と甘み、カシューナッツ、ザーサイ、干し海老などの多様な食感と豊かな風味。パラパラだけどしっとりと仕上げられた炒飯に絡み、絶品です!

銀座/SON チャイニーズダイニングソン

TEL:03・3573・・2222
住所:東京都中央区銀座6-8-3銀座尾張町TOWER9F
営業時間:11:30~15:00LO、18:00~LO21:30日定休

Text:唐澤理恵、三宅あゆみ、浅井直子
Photo:柳大輔、花村譲太郎、牧田健太郎、加藤純平

※こちらの記事は2014年7月20日発行『メトロミニッツ』No.141に掲載された情報です。

更新: 2016年11月21日

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