スタイルのあるお店

|EAT GOOD[10]|
TOKYO EAT GOOD STYLE

池袋カフェ 「Racines FARM to PARK」

食と公園で池袋を変える?
地域の交流の新しい拠点

ビルが立ち並ぶ池袋駅東口近くの喧騒を少し離れると、青々とした芝生が広がる、実に気持ちのいい公園が見えてきます。老若男女、多くの人が集うここは、今年4月にリニューアルオープンした南池袋公園。そしてこの公園の人気を支えるのが、開園と同時にオープンした「Racines FARM to PARK」です。池袋でダイニング「GRIP」を2004年に開店し、ブーランジェリーを併設したビストロ「Racines」など、10以上の店舗を手がけてきたグループが公募を経て出店。店名の通り、農園などの生産者と公園に憩いに来る人たちを、「食」を通してつなぐことがコンセプトと言います。「地方で食材に真剣に向き合う生産者の成果を、都市の消費者に伝えたいという思いは、GRIPのお店すべてで大切にしてきたテーマです」と、マネージャーの柳岡律子さん。徳島県の若手の生産者によるビジネスコミュニティー「若士(わかいし)」の野菜をはじめ、各地の生産者と密に連携して仕入れた上質な食材を使用。さらに静岡県・修善寺の「ベアードビール」とタッグを組み、公園のイメージから新たに醸造したクラフトビールも提供しています。料理はそのビールに合うガストロパブメニューが中心で、テイクアウトして公園で食べやすいけれど本格的なものばかり。2階にブックショップを併設し、自治体とも協力してさまざまなワークショップを開催するなど多彩な顔を持ちます。「今後は芝生でシートを広げて座るスタイルのビアガーデンや、敷地を利用した音楽と食のフェスなども思案中。地域の交流も盛り上げられたら」(柳岡さん)。食と公園の出合いが生む新しい楽しみ。池袋が生活圏の人たちがちょっとうらやましく思えてきます。

「Racines」特製パンのホットドッグ900円とフレンチフライ&オニオンフライ980円。ドリンクは愛媛産レモンの自家製レモネード680円、オリジナルビールのリッチアイランド880円

左/店内は建物一面がガラスで開放感が心地いい。2階には移動式書店「BOOK TRUCK」を手がける三田修平さんによる「THE PARKSIDE BOOKS」も 右/「GRIPとしても未知の業態で毎日が挑戦」と話すマネージャーの柳岡さん

印象的な1階のカウンター。朝昼夜、平日休日でメニューが変わる

ラシーヌ ファームトゥパーク

TEL:03・6907・0732
住所:東京都豊島区南池袋2・21・1 豊島区南池袋公園内
営業時間:モーニング8:00~11:00(土曜・日曜・祝日は9:00~)、ランチ11:00~14:00(土曜・日曜・祝日はブランチ11:00~17:00)、カフェ14:00~17:00、ディナー17:00~22:00 無休

Text:佐藤太志
Photo:花村謙太朗

※こちらの記事は2016年6月20日発行『メトロミニッツ』No.163掲載された情報です。

更新: 2016年11月28日

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