スタイルのあるお店

|EAT GOOD[7]|
TOKYO EAT GOOD STYLE

中村橋/ベーカリー「nukumuku」

ポップなお店には、パンへのひたむきな思いが一杯

西武池袋線中村橋駅からまっすぐ歩いて約3分。アメリカン・ヴィンテージの雑貨や什器でいっぱいの「nukumuku」は、店長である与儀さんの大好きなものを集めたというポップな世界観。もちろん、そこには国産小麦100%で作られたパンのほか、パティシエの奥さんが作るスイーツやご近所の信頼できるお店から仕入れたサラダなどのお惣菜が並びます。パン屋というよりも雑貨屋のような店内ですが、「この内装にすることで、通りすがりの人も『この店は何屋さん?』と声をかけてくれることも。それをきっかけにお店やパンに興味を持ってもらえれば」と話すように、「店は自分の思いの発信地」と考えているそう。お店で出すパンの小麦を全て国産にしたのは、今から約3年前。知人を通して知り合った北海道の農家の畑を見学し、深く感動したと言います。「どんな思いで小麦を作っているかを実感して。当たり前の話ですが、人の手が加わったもので妥協して作るものなんてないんだなと…。それから僕のパン作りの姿勢も変わりました。それに以前、僕が体調を崩したとき、食生活を改善したら劇的に良くなったこともあって。体に直接影響する食べ物だから、大人にも、子どもにも良質なものを食べてもらいたいんです」。今年9月には三軒茶屋へ移転し、カフェを併設したお店をオープン予定。「新しい店では、イベントを開いたり様々な方々と一緒にコラボレートしたりと色々なことを考えています。世田谷は、パンの需要が高い町。激戦区でもありますが、中村橋で10年間お店を続けて得た経験を基に、自分の理想のパンを突き詰めたい。どう感じてもらえるか楽しみですね」と、移転後は「nukumuku」のまた新しい一面にお目にかかれそうです。

木・土・日限定で、お昼には売り切れることも多いという、大人気のもちもち角食パンを仕込む与儀さん。とろとろのパン生地をこね上げ、熟成させる。また国産小麦をお店で石臼挽きした、自家製の全粒粉をパンに使うことも

人気No.1とNo.2は、クリームパンとクロワッサン。「自分の理想を追求して、この形になった」というクロワッサンは、クラストがザクザクで中はふっくら。クリームパンに使っているカスタードクリームも自家製。買い物が楽しくなるような店内の一角には、仲間と訪れた生産者さんの記録が。小麦が力強くしなやかに育つ北海道の美味しい畑は「感動して身動きできなかった」というほど衝撃を受けたそう。

ヌクムク

TEL:03・3825・5404
住所:東京都練馬区貫井1・7・25
営業時間:10:00~19:00/月火定休

Text:立石郁
Photo:山本尚明

※こちらの記事は2016年6月20日発行『メトロミニッツ』No.163掲載された情報です。

更新: 2016年11月7日

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