赤ワインと風土料理# 1

WINE AND DISH

Photo 松岡一哲 Styling 多木成美 Hair mayumi Make SAKURA

この特集の背景には、2つの思いがあります。「秋~冬と言えば、やっぱり赤ワインの季節ではないか?」と「ワインとそのワインが造られた土地の料理を合わせ、各地を旅するように食事ができたら素敵かも?」です。そして訪れたのが、日本橋にある東京有数のラグジュアリーホテル「マンダリン オリエンタル 東京」の「ザ・セラー」。本来、こちらはホテル内の全レストランに提供するワインを貯蔵しているセラーですが、予約すれば誰でもプライベートダイニングとして利用することができます。料理は、フランス料理または広東料理のシェフが手がける「伝統料理」。「à table!」(さあ、みんなご飯ができましたよ!)と題し、家庭的で温かい雰囲気の中、皆で大皿料理をシェアして楽しめるという、まさに唯一無二の空間です。中でもフランス料理は、ブルゴーニュ、アルザス、南西フランス、プロヴァンスというフランス4地方の料理を揃えており、そこに同じ地方で造られた赤ワインを合わせてみたのが下の写真。さて、特集「赤ワインと風土料理」は、ここ「マンダリン オリエンタル 東京」から旅が始まります。

世界中のワインと小さな地方の料理が味わえる
秘密基地さながらのプライベートダイニング

[Shishido Kavka] トップス(Encl/GEM PROJECTOR ☎03・6418・7910)、イヤリング(ABISTE/ABISTE ☎03・3401・7124)、リング薬指、リング小指(ともにPLUIE/Stroller PR ☎03・3499・5377)

37F「マンダリンバー」の脇にある秘密の螺旋階段。ここを下って行くと、「ザ・セラー」へ到着します。ワインは、実に約500種類9,000本。1台だけ置かれたテーブルは1組限定のプライベートダイニングで、料理はフレンチファインダイニング「シグネチャー」のシェフと広東料理「センス」のシェフが振る舞います。

Provence(プロヴァンス地方)

WINE
ドメーヌ・ド・トレヴァロン 2011
DISH
ピサラディエール
じっくり煮た玉葱 アンチョビ オリーブのタルト

アンチョビとオニオンをゆっくりと火にかけた深みのある料理と、温暖なプロヴァンス育ちで凝縮した色の濃いワインの組み合わせ。ワインはシラーとカベルネ・ソーヴィニョンを半々で使用し、スパイシーかつ香り豊か

Sud-Ouest(南西フランス)

WINE
ドメーヌ・カップマルタン マディラン キュヴェ・デュ・クーヴァン 2011
DISH
ピエ ド コションとエスカルゴのグラティネ

ピエ ド コションは「豚足」、グラティネとは「焦げ目をつける」という意味。この独特な田舎料理に対して、ワインは皮が厚く、色も濃い地元品種のぶどう「タナ」を使ったもの。こちらも素朴で実直に造られた魅力的な1本

Alsace(アルザス地方)

WINE
トリンバック ピノ・ノワール レゼルヴ 2015
DISH
パテ アンクルート 豚肉 仔牛肉鶏肉で作るアルザス風テリーヌと黒トリュフ グリーンサラダ フレンチピクルスと共に

「パテ・アン・クルート」とは、パイ生地を使用したパテ。このように軽めの肉料理にはミディアムボディのワインを合わせれば、最後の渋みがエレガントなため相性が良い。寒いアルザスでは、赤ワインも繊細に仕上がる

Bourgogne(ブルゴーニュ地方)

WINE
ドメーヌ・アラン・ビュルゲ ジュヴレ・シャンベルタン メ・ファヴォリット ヴィエイユ・ヴィーニュ 2012
DISH
ブフ ブルギニョンブルゴーニュ地方の牛肉の煮込みとマッシュポテト

「ブフ ブルギニョン」は牛肉を赤ワインで煮込んだ、ワインの産地らしい伝統料理。合わせるジュヴレ・シャンベルタン村のワインは古い樹齢のぶどうの木から造ったもので、渋みは少なく、ボリュームがあってコク深い

広東料理とフレンチ伝統料理 「ザ・セラー」

完全予約制で、利用はランチ・ディナーともに6~11名の1組限定(予約は1週間前まで)。メニューは予約時に広東料理またはフレンチ伝統料理、希望のメニューを選ぶ

☎0120・806・823(レストラン総合予約/9:00~21:00)
東京都中央区日本橋室町2・1・1 マンダリン オリエンタル 東京37F
営11:30~13:30、18:00~22:00
無休

※こちらの記事は2017年10月20日発行『メトロミニッツ』No.180に掲載された情報です。

更新: 2018年4月20日

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