心と体を温める、上質な時間

|東京モダンおでんキュイジーヌ|[2]
誰にもきっと 懐かしい 味がある。”日本全国のおでん”
東京・北海道編

出汁、種、つけだれ、食べるシチュエーションまで、各地方ごとの特色を見せるおでん。姿形は違えど、その呼び名は日本全国どこへ行っても「おでん」というから不思議です。とはいえ、地元飯として人々に愛されているのは同じ。そんな各地方の個性的な面々をご紹介します。

【東京+関東】

昔ながらのしょうゆ味も、関西風の薄口おでんも

◎つゆ
しょうゆ味で色も黒。継ぎ足
しして使われることが多い

◎つけだれ・薬味
練りからし、
梅味噌(小田原)

◎ダシ
カツオ節、昆布、煮干し

◎おでん種
ちくわぶ、すじ

◎つゆの濃さ
★★★

★★★関東のご当地おでん★★★

|小田原おでん|
蒲鉾の名産地として有名な小田原市が町おこしの一環として始めた「小田原おでん」。地元の蒲鉾店がおでん種を作って協力しています。辛子ではなく、名産品の梅を用いた「梅味噌」で食べるのが小田原流です

北海道

海の幸を使った海鮮おでん種と串刺しおでんのダブルスタンダード

魚介種と、山菜種から染み出た旨みが溶け合う北海道のおでん。利尻、羅臼といった上質な昆布が手に入りやすい環境が、北海道のおでん偏差値をぐっと引き上げています

本州から北海道に伝わったとされる北海道おでん。家庭でも日常的に食され、提供する飲食店も多い。夏でも涼しいため、一年中温かいおでんが食べられています。根室などの沿岸部では、ラーメン店のサイドメニューになるほど市民権を得ているそう。ラーメン店で出されるおでんは、相性を考えてか薄口のおでんが多いようです。種はタコやホタテ、海鮮つみれなど海の幸が多いのが特徴で、ワラビやフキなどの山菜を入れる地域もあります。また、名産品のひとつであるジャガイモも地域を問わず、おでん種として用いられているようです。北海道独特の練り製品としては、長方形の分厚いさつま揚げ“マフラー”。道内では世代差はあれど知らない人はいないほどポピュラーな種。縁日の屋台、海の家、雪祭りなどでは、ちょっと趣向を変えた生姜風味の甘辛い味噌だれを串おでんにかけた、田楽的な食べ方も一般的です。

◎つゆの濃さ
★★

◎ダシ
昆布多め、カツオ節

◎つけだれ・薬味
少し甘めのしょうが味噌だれ

◎おでん種
つぶ貝、ホタテ、ホッケや
カニのつみれ、タラの白子

襟巻に似ていることから名づけられたという「マフラー」。北海 道特有のさつま揚げの呼称で、「揚げかまぼこ」と呼ばれることもしばしば

北海道のご当地おでん

道内のおでんは種を串刺しにしたものが主流。コンビニ おでんにもフキやつぶ貝などの特色が表れている

室蘭おでん
北海の幸のほたてやつぶ貝などの魚介類を昆布ベースの出汁で煮込み、味噌ダレで食べます。全道で食べられていますが、特に室蘭おでんと呼ばれています。

Text:辺戸名悟/河島マリア(GRINGO)、メトロミニッツ編集部

※こちらの記事は2015年12月20日発行『メトロミニッツ』No.146掲載された情報です。

更新: 2016年10月4日

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