いま・ここにある「食」の話 #15

これからの家庭料理を
味わい、考える店へ②
幡ヶ谷「Jicca」

Photo 野呂美帆 Text 河島まりあ

「海外の家庭料理は、例えばフランスならフランス料理が出てきます。でも日本の食卓には、カレーも、スパゲッティも、麻婆豆腐だって出てくる。これは世界的に珍しいことです」……元麻布「かんだ」の主人、神田裕行さんもそう仰るほど、多様な日本の家庭料理。
様々な食文化を取り入れて進化してきた日本の家庭料理は、これからどうなっていくのでしょう? こちらのお店で愛情のこもった料理を食べながら、考えてみませんか?

ボーダーレスなお家ごはんを 実家のようなお店でいただく

写真は鳥居さん。お店には自分の好きなものを集めたそう。

店名の「jicca」とはズバリ“ 実家”のこと。誰もが一番リラックスできる場所である実家のように、気楽に飲んでほしいという想いが込められています。実際、ピアノの椅子が置いてあったり(ピアノはないのに!)、木彫りの熊や日めくりカレンダーなどがカウンターに並んでいたりなど、ちょっぴりカオスな雰囲気が実家らしさ満点なのです。料理も中央アジアからヨーロッパなどさまざまで、決まっているのは世界の家庭料理で気軽に毎日食べたいもの、野菜をたくさん使っていることだけ。

「料理は素材の味わいが楽しめるシンプルなものが多いです。契約農家から届いた旬の野菜料理を食べてほしいですね」と店主の鳥居佑香さん。「jicca」に訪れたら、実家で口酸っぱく言われてきた「野菜もちゃんと食べなさい!」を自然と受け入れられそうです。

写真左/ワインは自然派で、季節に合ったものが揃う 写真右/好きなものが選べる前菜3種盛り1,080円と、この土鍋を買った雑貨店でレシピを教えてもらったというギュベジ970円。ワインはグラス750円~

鳥居さんの考える家庭料理とは…

なるべく素材から、自分たちの手で作るもの

Jicca
ジッカ

TEL 03-5738-2235
東京都渋谷区2-27-4升本ビル2F
月18:00~23:00LO、火~土12:00~14:30LO、18:00~23:00LO
日・祝定休

※こちらの記事は2017年7月20日発行『メトロミニッツ』No.177に掲載された情報です。

更新: 2017年10月14日

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