ビストロの現在地 #5

ビストロ以外の見聞録!?
パリ・旅の話題

Photo: shinji minegishi
Text: Megumi Komatsu

パリのビストロめぐりの間に見聞きした、街の小さな話題です。

[TOPICS1]近年、カジュアルかつ実力派なストリートフードが急増

パリでは、近年、食べ歩けるようなカジュアルフード店が増加中。特に勢いがあるのが、1つの食材やメニューに特化した専門店です。例えば、写真の「Madame Messieurs」は、ビストロやカフェのランチの定番メニューである“クロックムッシュ”と“クロックマダム”の専門店。クロックムッシュはハムとチーズを挟んで焼いたホットサンドで、それに目玉焼きをのせたものがクロックマダムです。パンは通常食パンですが、同店では近隣の人気店「PANIFICA」の特注パンを使用。基本の具のハムとチーズの種類に変化をつけることで10種以上のメニューが楽しめます。

マダム メシュー
TEL:+33 01 40 16 49 95
80 rue Maubeuge, 9e

[TOPICS2]クリーン&クリエイティブに生まれ変わったピガールの南側に注目

モンマルトルの丘のふもとに広がるピガール地区は、〝パリの歌舞伎町〞とも呼ばれる猥雑な歓楽街。ロートレックゆかりのキャバレー「ムーラン・ルージュ」の付近のバーは、昔は娼婦の溜まり場でした。1980年代からはロックミュージシャンやドラッグの売人が増えたものの、2000年頃から徐々に変化し始めました。特に、地下鉄ピガール駅の南側には若いクリエーターたちが集まってくるようになり、小さな店が次々とオープン。このエリアはSouth Pigalleを略してソーピー(SoPi)と呼ばれ、最近注目を浴びています。怪しいネオンのバーは今でも多少残っているものの、多くはニューヨークスタイルのカクテルバーへと変貌し、高品質な食材店が急増。界隈を歩けばビーントゥバーのチョコレートなど、グローバルな食のトレンドを体感できます。ワインショップ「Terre et Sel」やクラフトビールショップ「La Binouze」のイートインコーナーは、食前のアペロや2軒目に好評。ソーピーは今、パリで最もホットなフードストリートです。

「La Binouze」世界各地のクラフトビールが棚にずらりのショップ&バー

アメリカや欧州各国のクラフトビールを揃える専門店。店内のドリンクインスペースはビアバーとしても好評。「Ara Chocolat」でクラフトビールを練り込んだチョコレートを買って持ち込めば、ビールとチョコレートのマリアージュが楽しめます。

ラ・ビヌーズ
TEL:+33 06 70 09 87 75
54 Rue de Dunkerque,9e

「Ara Chocolat」ビーガンによるビーガンのためのビーントゥバー

スタッフは店主を含め全員がビーガンで、原料はココア以下ほぼ全てオーガニック食材。店内に並ぶビーントゥバーの板チョコ、ボンボン、プラリネは、どれも動物性食材、香料、着色料を一切使わずに作られており、カカオ本来の香り、風味が生きています。

アラ・ショコラ
TEL:+33 09 53 17 23 18
72 Rue de Rochechouart,9e

「Terre et Sel」シャルキュトリーも好評。イタリアワインの“角打ち”

イタリア好きのパオロさんが経営するワインショップ。窓際のカウンター席では日本の角打ちのようにワインや料理を楽しむことができます。料理はフィレンツェ直送のシャルキュトリーやパスタなど、シンプルなイタリア料理。ランチスポットとしても穴場です。

テール・エ・セル
TEL:+33 01 83 96 12 84
42 Rue Condorcet,9e

Photo shinji minegishi Text Megumi Komatsu

【取材協力】
フランス観光開発機構 http://jp.france.fr/
パリ観光・会議局 https://ja.parisinfo.com/

※こちらの記事は2017年5月20日発行『メトロミニッツ』No.175に掲載された情報です。

更新: 2017年5月20日

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