今夜も“月”が楽しみになる
PEACE FULL MOON(ピースフルムーン)[7]

[イマドキの月カルチャー]
「月」を愉しむ心は、現代の日本人にもしっかりと息づいている。?厳選3件?

これまでは、古い時代の人々が蓄えてきた「月文化」を見てきましたが、ここからは「イマドキの月の愛で方・楽しみ方・活用の仕方」や「月と心を通わせる人々」をご紹介します。月見の最新トレンドがここに!?

今夜も“月”が楽しみになる「PEACE FULL MOON」

「peaceFullmoon」とは?
2011年9月から始まった活動。“満月の日” を地球や人々にとって特別な日と捉え、下の3つの約束を掲げています。満月の日には空を見上げ、地球の営みに感謝し、争わず、分かち合うこと。そして、大切な人たちと心豊かな時間を過ごすことをご提案。そんなふうにpeaceFullmoonという言葉に、毎月、満月の日は世界中の人々のもとに平和な夜が訪れてほしいというメッセージを込めています。

peaceFullmoon“3つの約束”
一、 満月の日は、大切な人と心豊かに過ごすこと。
一、 満月の日は、怒らず、争わず、許しあうこと。
一、 満月の日は、万物の営みに感謝をすること。

?世界はこんなにもやさしく、うつくしい?

「成田国際空港」

成田空港第1旅客ターミナル、南ウィング4Fに設置された「世界はこんなにやさしく、うつくしい」は毎日6:00?22:00、毎時00分?30分間上映 問い合わせ:成田国際空港インフォメーション 0476・34・8000

「雪月花」(四季折々の自然の風物の中で、最も雅趣あるものの総称)、「鏡花水月」(目には見えるが、手に取ることのできないもの。また、感じ取れても説明できない奥深い趣)、「花鳥風月」(自然の美しい風景、風流)など…。これまで日本人は、この国の美しさを色々な言葉で表してきました。その表現のために用いたのは、雪、花、水、鳥、そして月などといった”漢字”。さて現代、同じようにそれらの漢字に日本的な美意識を込め、デジタルアートを作り出した人たちがいます。彼らの名前は、「チームラボ」。その作品名は、「世界はこんなにもやさしく、うつくしい」。2011年に発表されたこの作品は世界中から称賛され、数々の受賞も。そしてこの2013年4月からは、成田国際空港の出発ロビーにて常設されることになりました。チームラボ代表の猪子寿之さん、いわく「日本に来てくれた海外の方々に最後の思い出として、この国の美しさを体験して帰ってもらえたらと思うんです」

上の写真の人物、チームラボの猪子さんは「今の日本は『文化』と『テクノロジー』、『伝統』と『未来』が交錯するような国」と言います。これはそれらが凝縮されたような作品で、素晴らしい名月も鑑賞可能
チームラボ(teamLab)
プログラマ、エンジニア、数学者、建築家、絵師など、情報社会の様々なものづくりのスペシャリストから構成されるウルトラテクノロジスト集団

「世界はこんなにもやさしく、うつくしい」は、書家・紫舟+チームラボのコラボ作品。パノラマビジョンに、上方から書(漢字)が1文字ずつ降ってくる。人が近づけば画面に”面影”が映るが、面影が書に触れると文字通りの絵が描かれていく。例えば「花」という書なら花びらが、「月」なら満月が出現。さらに「書」同士は影響を受け合い、「土」は「雨」が降っていれば豊かに育ち、「蝶」は「花」を好む。「鳥」は「雷」を避け、「木」を見つければ止まって寛ぐ…。自然界と同様に、今この瞬間と同じ風景が現れることは二度とない

?中畑清監督の言葉から知る月と野球のいい関係?

「横浜スタジアム」

プロ野球が春に開幕して秋にシーズンが終わるまでに少なくとも6回は満月が訪れます。5月25日の満月は、横浜スタジアムではホーム側ベンチから上がり、バックネット裏の空にかけて見ることができそうです

「月が見えないところで野球をするのは寂しい」。時は1988年、後楽園球場が夢の全天候型「東京ドーム」へ生まれ変わるニュースに世間が沸き上がっていた最中のこと。当時ジャイアンツの人気選手だった中畑清さんはそんな言葉を残したとか…。現在、横浜DeNAベイスターズの監督になったご本人にその真意をお聞きしました。お目にかかったのは、4月27日(土)の満月の翌日(惜しい!!)です。「野球は自然の影響でドラマが起こる。風でボールが流されたり、太陽の光で守備が乱れたり。でも、月の光は優しい。キツイ試合中でも、ふと空を見上げてまん丸い月がいてくれると、何だか救われる気持ちになったね」と、当時を思い出しながら語ってくれました。これからの季節、球場に足を運んでプレーに一喜一憂しながらビールを飲む、これ格別です。そして、例えばホームランボールが上がった瞬間、夜空に綺麗な月が見えれば、きっと観戦にも一興を添えてくれるでしょう。

中畑 清 監督
GW初日、DeNAベイスターズ試合前の横浜スタジアム内で中畑監督にインタビュー。現役時代「絶好調男」と呼ばれた明るい人柄で、快く質問に答えてくれました。現在、屋根がなく月が見える球場の監督を務めているのは「たまたま」だそう。ちなみに満月の次の夜だったこの日、横浜はナイトゲームで阪神に見事勝利

?月に一度の満月ライヴが 生活に新しいリズムをもたらす?

「FULLMOON LIVE ーmoumoon」

来月のFULLMOON LIVEはUstreamとニコニコ生放送で配信予定。詳細はmoumoonのオフィシャルサイトをチェック!ちなみに、9 月19 日(木)の中秋の名月は中野サンプラザにて、特大版でお届けする予定だとか

ボーカルのYUKAさんとギターのMasakiさんの2人組のユニット「moumoon」(ムームーン)。「やわらかい月」という意味のユニット名にちなんで、毎月満月の日にFULLMOON LIVEを開催しています。「きっかけは5年前。新宿の路上カフェで定期的にアコースティックライヴを行っていた時に、ちょうど”満月”に重なった日があったんです。その夜の月明かりを照明代わりにしたライヴはすごくロマンチックで…。それから毎月続けていこうと思ったんです」(YUKA)。そんなFULLMOON LIVEのおかげで、2人は月の満ち欠けを意識するようになったと言います。「満月に近づくと、『次の満月ではどんなことに挑戦しようか』と定期的に考える機会になります」(Masaki)。「満月の日はライヴがあるから、毎月必ず1日はエネルギッシュに過ごせる日がある。良い習慣です」(YUKA)。ちなみに、次のFULLMOON LIVEはインターネットでも配信されるそう。まるで月の満ち欠けのように様々な表情を持つmoumoonの楽曲を聴きながら、2人と一緒にお月見なんていかがでしょう?

moumoon
写真左がボーカルのYUKAさん、右がギターのMasakiさん。2005年に結成され、2007年に『love me?』でメジャーデビュー。2013年は1月に4thアルバム『PAIN KILLER』をリリースし、全国10都市を巡る「FULLMOONLIVE TOUR 2013 ~ PAIN KILLER ~」を開催。7月には逗子海岸で行われる「音霊OTODAMA SEA STUDIO 2013」に参加予定
http://www.moumoon.com/

Photo ただ(ゆかい)、加藤純平 Text メトロミニッツ編集部

※こちらの記事は2013年5月20日発行『メトロミニッツ』No.127に掲載された情報です。

更新: 2017年6月5日

この記事が気に入ったら
「シェア」しよう

最後までお読みいただき、ありがとうございます

pagetop