今夜も“月”が楽しみになる
PEACE FULL MOON(ピースフルムーン)[5]

日本だけじゃない!
世界の月文化。

月を特別な存在と考えてきたのは、日本だけ?と思いきや、世界各国で月は人々の暮らしに寄り添っていました。世界中のユニークな月のエピソードをご紹介しましょう。

今夜も“月”が楽しみになる「PEACE FULL MOON」

「peaceFullmoon」とは?
2011年9月から始まった活動。“満月の日” を地球や人々にとって特別な日と捉え、下の3つの約束を掲げています。満月の日には空を見上げ、地球の営みに感謝し、争わず、分かち合うこと。そして、大切な人たちと心豊かな時間を過ごすことをご提案。そんなふうにpeaceFullmoonという言葉に、毎月、満月の日は世界中の人々のもとに平和な夜が訪れてほしいというメッセージを込めています。

peaceFullmoon“3つの約束”
一、 満月の日は、大切な人と心豊かに過ごすこと。
一、 満月の日は、怒らず、争わず、許しあうこと。
一、 満月の日は、万物の営みに感謝をすること。

カレンダー生みの親は新月ー古代ローマ帝国

新月が見えると、月の始まりを叫んで知らせていた古代ローマの人々。ラテン語で「叫ぶ」ことを「カル」と言いますが、それが転じて月の始まりを「カレンズ」と呼ぶようになり、カレンダーという言葉が生まれたそう。

月の満ち欠けは農法ードイツ

農業暦通りに作業が進んだ野菜は確かに出来映えがよく、香りが強くなるそうです。 写真提供:百姓農園

ルドルフ・シュタイナー氏が提唱したバイオダイナミック農法。太陽や月、12星座の動きに基づいた農業暦を用い、種まきから収穫までの作業を、月や星の運行のタイミングで行います。ちなみに、千葉県にある百姓農園でもこの農法を取り入れているそう。

西洋では、月は狂気の象徴?

英語で狂気や精神病を意味する言葉「ルーナシー」や「ルーナティック」は、ラテン語の月(Luna)が由来。干満の差が人体にも影響しているという説から、月が狂気の象徴とされているのかも。

満月に集う、知の団体・ルナー・ソサエティ。ーイギリス

「ルナー・ソサエティ」は、1765年頃のイギリスで、かのダーウィンの祖父が始めたもの。“会って話す”しか術がなかった当時、有識者たちが情報交換をするためにもたれた会合です。しかも、いつも満月の晩に!

満月の日は、国民の休日! ?ミャンマー

各地で行なわれる満月祭ですが、訪れるならヤンゴンのシュエダゴンパゴダへぜひ。満月祭とパゴダの祭りが同日に重なるため、最も盛大だと言われています。また、観光名所のチャイティーヨー(ゴールデンロック)にも、この日は1万本近くのロウソクが灯されます。写真提供:株式会社ユーラシア旅行社

ほぼ毎月祭りがあるミャンマー。3・5・7・10・11月の満月の日にも祭りが開催され、その日は休日になります。中でも有名なのは3月に開催される「タバウン満月祭」。各地のパゴダ(仏塔)は多くの参拝客で賑わい、ロウソクの灯でお釈迦様を迎えます。

1万人以上が集まる、満月の日のお祭り! ?タイ

会場にはスリーピングエリア(監視員付き!)もあり、酔いつぶれても安心。写真提供:パンガントラベラー

1990年代、タイ・パンガン島南部のビーチから始まった「フルムーンパーティ」は、満月の夜にオールナイトで楽しむイベント。ハイシーズンには世界中から約1万人もの人々で賑わいます。

旧暦12月の満月は 「スコータイ・ロイクラトン」?タイ

写真提供:タイ国政府観光庁

水の精霊への感謝の気持ちを表して灯篭を流すお祭り。旧暦12月の満月の日にタイ全土で開催され、水上マーケットやフードフェア目当ての観光客で賑わいます。

チェンマイ「イーペン祭り」?タイ

写真提供:タイ国政府観光庁

満月の晩に灯篭(クラトン)を流し、熱気球(コムローイ)を天に放つお祭りはチェンマイでは「イーペン」と呼ばれ、ピン川を流れる灯篭がひときわ幻想的で美しいと評判です

ランタンに照らされる満月の夜。ータイ

世界遺産の街ホイアンで毎月、満月の夜に開催される「ランタン・フェスティバル」。店や民家でもみな電気を消し、ランタンの灯りだけで地元住民たちが楽しむそう!

新月の出を伝えるテロップが出る。ーインドネシア

イスラム教徒の義務のひとつでもある断食は、月の出から日没までの間に行われます。現代では、新月の出がなんとテレビの速報テロップでも伝えられているそう!

【世界の人々は“満月”に何を見た?】

○日本○
餅をつくウサギ

○南ヨーロッパ○
大きなハサミのカニ

○アラビア○
吠えるライオン

○カナダインディアン○
バケツを運ぶ少女

○東ヨーロッパ○
横向きの女性

Illust 関根正悟 Text 岸野愛(STUDIO MAGIC)

※こちらの記事は2013年5月20日発行『メトロミニッツ』No.127に掲載された情報です。

更新: 2017年5月29日

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