心に響く「時代」や「暮らし」
|100年後まで残したい料理本[15]|

[温泉旅と料理本]
今年の秋は、おいしい旅を温泉にこもって「料理本」を読もう。

ここまでご覧いただきました、数々の「料理本」。その中に描かれている「料理」には、時代、国柄、そして誰かのライフスタイルや人生、嗜好や哲学など、何らかの背景を映し出していることもありました。「料理」は誰の暮らしの中でも欠かせないものであり、「料理本」は豊かな暮らしのヒントを教えてくれるもの。というわけで、特集の最後にご提案。この秋は、じっくりと味わってみたい「料理本」を持って温泉へ行ってみませんか?

『ひと皿の記憶』とともに行く 信州 戸倉上山田温泉「ホテル清風園」

『ひと皿の記憶』─食神、世界をめぐる

四方田犬彦・著 ちくま文庫 907円

「食べものとは失われた時間」。記憶の中におぼろげにしか蘇ってこない「食べた体験」を、忘れる前に書き止めたという、書き下ろしエッセイ

大切な人と行きたい、秋の味覚が美味い宿

国内から海外まで、著者が各地で出合った、記憶の果てにぼんやりと光るひと皿をたぐりよせ、追憶の味や憧れの味を語った『ひと皿の記憶』。食べることとは、誰といつ、どのような状況で食べたかに大きく影響される体験だとも言います。そんな1冊をカバンに詰め、大切な人と一緒に行ってみていただきたいのが、その土地ならではの味覚を堪能できる旅。そこでご紹介したいのが「ホテル清風園」です。清風園は信州リンゴ和牛(リンゴを混ぜた飼料で育つ)から松茸まで、地元の信州食材や旬の野菜を使った、個性的な料理で楽しませてくれる温泉宿。海はなくとも四方を山に囲まれ、新鮮な高原野菜、山菜、果物など、四季折々の食が充実した信州ならではの秋の味覚を生かした「清風園」の料理にはぜひご期待を。また、温泉は地下1,500mから汲み上げている単純アルカリ性の温泉“美肌の湯”。読書とお風呂の合間には、心地いい緑豊かな庭園や周辺の温泉街を、浴衣と下駄で散策するのが素敵です。

[清風園の読書スポット]ライブラリー

館内には、優しいBGMが流れる中で、読書ができる空間があります。信州にまつわる書籍から、歴史書、エッセイ、写真集、伝統芸能など、本棚にある本も閲覧自由/利用可能時間 7:00~22:00

清風園の湯は、源泉かけ流し。上の写真は「萬天の湯」の露天風呂(他に内湯、サウナ)。「さざれの湯」は大浴場、露天風呂、壺湯、サウナ。また、貸し切り風呂もある。庭園には足湯も/基本料金:1泊2食付12,000円~、土・祝前日15,000円~/IN15:00、OUT10:00/026・275・1016 長野県千曲市上山田温泉2・2・2 送迎バスあり(しなの鉄道戸倉駅より約8分、JR上田駅より約35分)
http://www.seifuen.co.jp/

Photo/Text メトロミニッツ編集部
※こちらの記事は2014年9月20日発行『メトロミニッツ』No.143に掲載された情報です。

更新: 2017年6月14日

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