Best Local Restaurants in Japan =OKINAWA=

|遠征レストラン[21]|
東京の名料理人がわざわざ赴く店
?沖縄県 3軒?

人はなぜ旅に出るのか。その明確な答えを持っているわけではありませんが、まずは日常から離れたことで解放感を味わえることがあると思います。一方、知らない土地の中で緊張感を感じることもあります。その期待と不安を抱えた心のまま、“美しい”、“楽しい”、“美味しい”ものと出逢うとさらに感動できたりするのかもしれません。ただ、これまでは美しい観光地や楽しいアクティビティが目的で旅をしていた人が多いかと思いますが、今度は美味しいものを味わうために旅してみるのも素敵ではないでしょうか。そこで、今月は「わざわざ東京から遠征しても行きたい地方の名店」をご紹介する特集をお届けします。ずらり掲載しているお店は、すべて東京の名料理人90名に教えていただいた全171軒。料理人の方々なればこそ美味しさはお墨付きで、夏休みの計画をこれから立てる方は旅のヒント集として、是非ご活用ください。

|169|沖縄県・本部町【イタリア料理]RE

白色が青空に映える、一軒家レストランの「RE」。Relax、Refresh、Resortの意味を持ち、奥様が営むエステサロンも併設している

絶景を眺めながら食べる世界でひとつのイタリアン

白い一軒家レストランの「RE」は、那覇空港から車で約1時間半。沖縄本島北部に位置し、沖縄らしいのどかな集落の高台にありました。入道雲の下、出迎えてくれたのは、よく日焼けしたオーナーシェフ・三沢賢(まさる)さん。「息子と海に行くと、すぐに焼けちゃうんですよ」と2階のお店へ。赤い扉を開くと突然、色鮮やかなエメラルドグリーンと紺碧の2色の海が、目に飛び込んできました。

「RE」はランチもディナーもそれぞれ1日1組限定。メニューはなく、リクエストに応じた本格イタリアンのコース料理をいただけます。この日はマンゴーと生ハムの前菜と、コチのカルパッチョ、夏野菜の冷製スープからスタート。マンゴーの甘みと生ハムの塩気が旅の疲れを癒し、スープが身体のほてりを冷ましてくれました。野菜や果物は近所の直売所で、魚は漁港で買い付けるから鮮度抜群。肉は沖縄の名産・アグー豚や、地元で育てられた本部牛を使うことが多く、パスタは手打ちにこだわって、ドルチェも手作り。時には1名のゲストのためだけに、何日も前から準備する理由を、三沢さんは「自分にウソをつきたくないから」と答えます。幼少期を沖縄で過ごし、その後は東京で育った三沢さん。数々の名店や本場イタリアで修業を重ねた後、30歳を過ぎて沖縄に戻り、念願だった自分の店を開きました。

海を望むテラスで、本日のメイン・本部牛を

1日1組なんて経営的には上手じゃないかもしれない。でも、私はすべてのお客さんを100%の力で迎え、ゆっくりとしてもらいたい。その気持ちにウソをつきたくないんです」開店から5年。今では全国から美食家が集い、リピーターが6割を越えるようになりました。最近では、ここでプロポーズをしたいという男性の予約があり、三沢さんは「段取りも細かく打ち合わせたんです」と今から胸を高鳴らせています。何にもとらわれず、美しい景色にどっぷりと浸かることができる「RE」。予約を入れたその日から、自分のためだけの空間と、心のこもった料理が用意されています。

RE(アールイー)
完全予約制(ランチ・ディナー、それぞれ1日1組)。予約時に、日時と人数、予算とリクエストを伝える。(1人5,000円~/前菜・スープ、パスタ、魚、肉、デザートの計6品~)
沖縄県国頭郡本部町具志堅717
0980・48・2558(予約受付10:00~12:00、15:00~18:00)不定休
http://www.fiori-rossi.com

|RECOMMENDER|
リストランテ ヤギ
八木康介さん
本場イタリアで修業を積まれた腕利きシェフのおまかせコースが、東京よりずっとリーズナブルな価格で楽しめます。1組限定なので、自宅でくつろいでいるかのような、ゆったりとした時間が味わえる。少々辺鄙な場所であることも、東京から伺う身としては、都会の喧騒を忘れ、自然の豊かさを感じられるという意味でとても心地良いです。また、気さくなシェフとの会話もおすすめの1つ。

オープンキッチンで料理を仕上げる三沢さん。「全国からお客さんが来てくれるので、話をするだけで私も楽しい」

マンゴーと生ハムの前菜。沖縄の旬を感じられる1皿

店内には4人がけのテーブルが1つだけ

|170|沖縄県・那覇市【琉球料理】琉球料理 美榮(みえ)

歴史ある琉球料理を伝承

豆腐よう、らふてぃー、昆布イリチ……。沖縄の琉球料理を上品かつ上質に提供する。シンプルな料理ながら滋味深い味わい。

沖縄県那覇市久茂地1・8・8
098・867・1356
http://ryukyu-mie.com

|RECOMMENDER|
東麻布 逢坂
原 透悦さん
料理はぶっちぎりに旨い。昔からの琉球料理で、一般の人だけではなくプロの人でも驚くほど、難解な仕込み術は勉強になります。

|171|沖縄県・宮古島市【ビストロ】BISTRO PIERROT(ビストロ ピエロ)

宮古島初の本格フレンチビストロ

2014年12月、オープン。ソムリエ、漁師でもあるオーナーシェフが手がけるビストロです。島野菜、アカジン(スジアラ)、宮古牛など、用いる素材のほとんどは宮古島産。「豚肉の自家製ハンバーグ」は月に一度だけ登場する、限定6食の特別メニュー。

沖縄県宮古島市平良下里597・101
0980・79・0581
http://bistrotpierrot.main.jp

|RECOMMENDER|
オー・ギャマン・ド・トキオ
木下威征さん
何と言っても沖縄食材を活かしたフレンチというのが新鮮です。

Text:メトロミニッツ編集部

※こちらの記事は2015年8月20日発行『メトロミニッツ』No.153に掲載された情報です。

更新: 2017年5月26日

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