TOKYO ELITE RESTAURANT|世界に自慢したいシェフ
|アイデンティティのあるイタリア料理のシェフ[17]|

今、前線を走るイタリア料理の精鋭シェフたち
|Icaromiyamoto|イカロミヤモト[中目黒]宮本義隆シェフ

自分にしかできないイタリア料理を表現し、今、この東京の第一線で活躍するシェフたち。そんな精鋭シェフのアイデンティとは一体何なのか、東京を代表する11名のシェフにお話を伺いました。

削ぎ落として、シンプルに目指す料理に特化

|Icaromiyamoto|イカロミヤモト[中目黒]
宮本義隆シェフーYoshitaka Miyamotoー

1974年   神奈川県生まれ。

1993年   イタリア料理人の道へ。「アントニオ」、「ロニオン」などで修業を積む。

1999年   渡伊。ロンバルディア州「アル・ベルサリエーレ」、トレンティーノ=アルト・アディジェ州「ティロル」など主に北イタリアで働く。ヴェネト州やピエモンテ州でも短期研修を行う。

2006年   7年にも及ぶイタリア修業を終えて帰国。

2008年   2年間の準備期間を経て、兄の宗隆さんと「イカロミヤモト」をオープン。

現地の空気感そのままにワインと合わせる骨太イタリア料理

「会話を楽しみながら楽しんでほしい」とカジュアルながら温かみのある落ち着いた店内

今やミシュランの星付きシェフとなった、宮本義隆さん。シェフの考え方はいたってシンプルです。「仕事は楽しくなければ意味がない。自分にできないこと、できてもストレスを溜めるようなことはしない」。この考えはお店のいたるところに。「まず、メニューは肉料理中心だし、ドルチェがほとんどありません。オープンの時に、まず自分がやりたいこと、好きなこと考えて、そこから“やらないこと”を決めました。それによって、シンプルになって自分が目指す料理に集中できたということがあると思います」。自らオーナーになると「あれもこれもやりたい」と欲張っていろいろ無理をしてしまう人も多い中、宮本シェフは削ぎ落とすことから始めました。それは7年にも及ぶイタリア時代の経験によるところも大きいそう。「イタリア時代には、リゾートホテルにある大きなリストランテでも働いたのですが、同じ皿の料理でも複数の人間で作ったりする。そうすると料理のバランスが悪くなる。大きな店ではしょうがないかもしれませんが、自分は違うなと思いました」。また、「僕は海よりも山が好きなので、山の方のレストランにいたのですが、そこのシェフたちはいたってシンプル。料理は旬の地の食材を華美な盛り付けではなく、シンプルに調理するんですがそれがすごく美味しい。休みの日には、バーベキューなどしてのんびりして、そこに通りかかるとワインと肉をごちそうしたりしてくれる、そういったユルさ、みたいなのが東京のレストランにも出せたらと思っています」その宮本シェフの“シンプルで美味しい料理”が人気で連日満席が続く、イカロ。次の宮本さんのステージを伺うと......。「田舎でお店をやりたい。もちろん山の近くで。メニューはなくて、前菜5種類くらいとパスタは2種類くらい。『メインは豚だけど、どうする?食べる?』と聞くくらいの、イタリアの片田舎にあるようなお店です。ワイン飲まなかったら、少し値段があげちゃうよ(笑)、というようないい意味で肩の力の抜けたお店にしてみたいですね」その素敵なお店、ぜひ都内でお願いします。

「パッパルデッレエゾ鹿の煮込みソース」2,000円。トレントでの修業時代に学んだ、オープン当初からある定番メニュー

「ビーツのラビオリリコッタチーズの燻製がけけしの実の香り」2,600円。こちらもトレント時代の1皿

イカロミヤモト

イカロミヤモト

住所:
東京都目黒区上目黒2・44・23 4F
TEL:
03・5724・8085
営業時間:
18:00~24:00LO、土・祝17:30~22:00LO 日定休
URL:
http://r.10pre.jp/icaromiyamoto/index.php

Photo:よねくらりょう、sono(bean)  Text:松本典子、辺土名悟(GRINGO&Co.)

※こちらの記事は2015年11月20日発行『メトロミニッツ』No.157に掲載された情報です。

更新: 2017年2月16日

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