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|WASHOKU GOOD NEWS[21]|
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フランス料理界の巨匠アラン・デュカス氏、スペイン料理界のスーパースターフェラン・アドリア氏も和食好きであるように、他ジャンルのシェフが、和食に一目を置いています。和の技法を取り入れたフランス料理で高い評価を受ける日本人シェフの新たな動きにも注目です。

国内では、和食を未来に受け継ぐための団体が数多く発足し、近年その活動が目立つようになりました。そして海外では、和食の料理人、日本の食材が大躍進を遂げ、和食文化を世界に発信し続けています。そんな和食にまつわるグッドニュースや明るいトレンドを厳選してご紹介します。

他ジャンルのトップシェフが注ぐ和食への熱い視線

【スペイン】スペイン料理界のスター、アドリア氏日本料理とスペイン料理の架け橋に

写真提供/在スペイン日本大使館

2011年に閉店した「エル・ブジ」のフェラン・アドリア氏の日本料理好きは有名。料理を通して日西の交流を盛んにし日本料理ブームに寄与したとして、外国の料理人で初めて旭日小綬章が授与されました。写真は、2015年12月にマドリードの在スペイン日本大使公邸にて行われた伝達式の様子。

【フランス】アラン・デュカス氏も和食文化発信をサポート

c Hiro Kishima

現代フランス料理界を牽引しているアラン・デュカス氏も和食そして日本食材にフォーカスしたイベントに協力。パリでは2014年、エッフェル塔にあるレストラン「ジュール・ヴェルヌ」にて日本酒や日本食材、食器を紹介するイベントを企画しました。来る3月14日には三ツ星レストラン「プラザ・アテネ」で「青柳」の小山裕久氏らと共に、和食の技術を紹介するディナーに携わります。

【日本】和の技法をフランス料理に応用する日本人だからこそできるフランス料理を追求

前・「メゾン・ド・ジル芦屋」のシェフ・高?山英紀さんは、フランスでの修業時代、フランス人の自己主張を感じ、自分だから表現できる料理の大切さに気が付きました。それがきっかけとなり、帰国後は和食を真剣に学び始め、所有する料理本のうち、1/3は和食の本が占めるほどに。そして2015年ボキューズ・ドール国際料理コンクールに出場した際も和食の技法を多用。その結果、5位入賞という快挙を成し遂げ、手応えを感じたと言います。先月末に店名を「メゾン・ド・タカ芦屋」に変え、まさに新たな表現が始まったところ。季節感を最も大切にし、懐石料理と同じ発想でコースを組み立てたフランス料理を提供しています。

メゾン・ド・タカ 芦屋 0797・35・1919 兵庫県芦屋市平田町1・3 11:30〜13:00LO、18:00〜20:30LO 不定休

日本の弁当は世界のBENTOに!

日本発のアニメやマンガで、登場人物がおいしそうに弁当を食べるシーンが、世界のBENTOブームの火付け役と言われていますが、バランスのとれた食事や健康への関心の高まりや、不況をきっかけとした節約志向もが追い風となって、今世界中で日本のBENTOが注目されています。

【スペイン】ヘルシーなランチはまさにアートキャラ弁教室まで登場

スペイン人の持参ランチはタッパーに詰めたマカロニやサラダなど。栄養バランスや彩を考えてきれいにまとめられた日本の弁当は、彼らには芸術そのもの。お弁当のレシピサイトやキャラ弁教室が人気です。

【フランス】パリ最古のマルシェで日本人がお弁当を販売中

Chez Taeko Le marche des enfants rouges 内 39, rue de Bretagne 75003

北マレ地区にあるパリ最古のマルシェ「レ・ザンファン・ルージュ」で弁当を販売している「シェ・タエコ」。彩りよくヘルシーなランチとして弁当を選ぶパリジャンもかなり多くなってきました。

【アメリカ】和食にますます熱を上げるニューヨーカー弁当を食べつつ相撲観戦も!

鮨、ラーメンの他、和食熱が高まる一方のNYで、去る1月、相撲観戦会『Sumo Party』が開催。会場はブルックリンの地ビール蔵「ブルックリン・ブリュワリー」。大スクリーンで日本の相撲中継を眺めつつ、150人ものニューヨーカーが焼きシュウマイ、魚南蛮、和なすの八丁味噌炒めなどを詰めた弁当を堪能した。主催者のマイケル・ハーラン・ターケル氏いわく「訪日の際に相撲文化にすっかり傾倒し、このイベントを企画しました。弁当も相撲文化伝道の大事なツール。地元和食店4店が腕を振るったオリジナル弁当は大好評でした。」

写真提供:Max Flatow Photography

Text:勅使河原加奈子、秦真紀子、片山晶子、池田匡克、長谷川ゆか
※こちらの記事は2016年2月20日発行『メトロミニッツ』No.160掲載された情報です。

更新: 2017年4月17日

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