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|WASHOKU GOOD NEWS[13]|

和食技術の交流、伝授が国内外で急拡大!

海外でも急速に広がりを見せている和食は、食べることだけでなく、その調理技術にも注目が集まり、積極的に学ぼうとする外国人が増えているそうです。ここでは、そんな国内外における和食技術の交流や和食文化普及のための活動などをご紹介。

国内では、和食を未来に受け継ぐための団体が数多く発足し、近年その活動が目立つようになりました。そして海外では、和食の料理人、日本の食材が大躍進を遂げ、和食文化を世界に発信し続けています。そんな和食にまつわるグッドニュースや明るいトレンドを厳選してご紹介します。

精進料理のプロが開催している外国人向けの和食専門料理教室

精進料理に現代の手法を取り入れることで、和食の新たな可能性を追求している『shojin宗胡』。この店が主宰する外国人向けの料理教室がTokyoCookです。店舗内にキッチンスタジオを設け、日本在住の外国人や、日本文化に触れ合うために来日する観光客に向けて開催しています。中には一線で活躍する料理人が、和食のエッセンスを自らの料理に取り入れるためにわざわざ来日し、学びに来ることもあるとのこと。

すし、和食に特化した料理学校が豪華な講師陣を迎え新規開校!

2016年4月に満を持して、世田谷区池尻に東京すし和食調理専門学校が開校されます。「すし職人コース」と「和食料理人コース」の2コースが設置され、技術だけでなく日本食の文化的背景や歴史なども学ぶことが可能。教育顧問兼和食カリキュラム担当講師に『銀座小十』の奥田透氏、また教育顧問兼すしカリキュラム担当講師には『鮨よしたけ』の吉武正博氏を迎えるなど、超一流の講師陣にも注目。世界に誇れる和食料理人の誕生を期待できそうです。

あらためて世界の注目を集める天ぷらの深遠なる魅力

名店『てんぷら近藤』の店主、近藤文夫氏による『天ぷらの全仕事』(柴田書店刊)。専門料理本では異例の1万部以上を売り上げたこの本は、韓国語と中国語にも翻訳され、現地でも人気を博しています。また日本の魅力を発信するnippon.comが制作した近藤氏の動画には、全世界から約25万件ものアクセスがあったとのこと。

生誕400年・有田焼発祥の地で世界料理学会が開催に

有田焼創業400年を迎える今年、佐賀県有田町で5月2~4日に国内外の著名な料理人が集う、「世界料理学会inARITA」が開催されます。器職人と料理人が互いに創造性を発揮し、器と料理のマリアージュを発信。器と料理の新たな可能性を体感できます。ディレクターには銀座の名割烹『六雁』の秋山能久氏が就任。

食文化の相互理解を進めるためタイで行われている「だしイベント」

『京料理なかむら』の中村元計氏が、2009年より取り組んでいるのが、タイにおける「だしイベント」。かつおと昆布から引いた出汁に、現地の食材を合わせたお吸い物などを提供するなど、食文化の相互理解を図っています。

海外での和食文化普及のためのガイドラインを農水省が検討中

農林水産省では、海外で日本産食材を積極的に取り扱う店や、日本料理の食品衛生に関する知識・調理方法等を勉強した外国人料理人を、民間が認定する仕組みを検討しています。今後の進展に期待しましょう。

Text:荒井しんご(effect)/三宅健介
※こちらの記事は2016年2月20日発行『メトロミニッツ』No.160掲載された情報です。

更新: 2017年1月1日

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