エレガントでロマンのある

|羊肉の饗宴[20]|
羊料理の魅力を味わえる店⑯
Lamb Hamburg Dining
「Le Bonze」

ヨーロッパ、アジア、中東、アフリカ、アメリカ、そしてオーストラリアやニュージーランドまで、世界各地で愛されている羊肉。日本の羊肉料理と言えば、確かにジンギスカンくらいかもしれませんが、今、東京をめぐってみれば、これだけ素晴しい羊肉料理の数々に出合えます。

ビストロ「Le Bonze」

「ラムハンバーグ」青木シェフが選ぶのは、肉質のきめ細かさが気に入っているという、ニュージーランド産の仔羊肉。つなぎを一切使用せず、しっかりした質感に焼き上げる。アクセントは、ほのかに香るクミンとタイム。1,950円 ※メニュー変更の可能性があるので、ラムハンバーグ希望の場合は予約時にご確認ください

スパイス使いで可能性が広がる仔羊料理の多彩な可能性を表現

銀座の高級フレンチ店で20年研鑽を積み、2012年にブラッスリー感覚で利用できる「ル ボーズ」をオープンした青木健晃シェフ。常連客を飽きさせないよう内容は少しずつ変えながらも、メニューに仔羊肉料理を欠かすことはないのだと言います。その理由を聞くと、「フレンチの世界に入り、料理人として扱うほどに、羊肉料理の面白さにどんどん引き込まれていったからなんです」と青木さん。彼が作るのは、ソーセージ状の細長い形状がユニークな1品。つなぎを一切使用せず、しっかりこねたハンバーグは密度と弾力があり、アクセントに加えたクミンが、肉の香りにより豊かな表情をプラスしています。フレンチでは定番の仔羊肉を気軽にオーダーしてもらえるように、日本人にとって馴染みのあるハンバーグにアレンジしたこのメニューは、あっと言う間に大人気に。「やはり、ポイントは香りの生かし方です。ミントなどもよく合いますし、スパイスやハーブ使いで多彩な表現方法があるので、挑み甲斐と可能性を感じる素材ですね」。シェフの個性やセンス、探究心が注ぎ込まれた奥深くも親しみやすい1皿。その味わいは、“ハンバーグ=牛や合い挽き肉”という固定概念を心地良く覆してくれます。

フレンチの道一本で、20年以上のキャリアを持つ。オーナー青木健晃さん。カウンターの5席は、シェフの真摯な仕事を間近に見られる特等席

ルボーズ

TEL:03・5565・3055
住所:東京都中央区銀座4・10・1 銀座AZAビル3F
営業時間:18:00~22:30LO 月定休(ほか不定休あり)
※席料650円

Text:木村千夏
Photo:柳大輔、吉永吉志

※こちらの記事は2015年2月20日発行『メトロミニッツ』No.147掲載された情報です

更新: 2017年3月28日

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