エレガントでロマンのある

|羊肉の饗宴[19]|
羊料理の魅力を味わえる店⑮
Lamb Hamburg Dining
「Cristiano’s」

ヨーロッパ、アジア、中東、アフリカ、アメリカ、そしてオーストラリアやニュージーランドまで、世界各地で愛されている羊肉。日本の羊肉料理と言えば、確かにジンギスカンくらいかもしれませんが、今、東京をめぐってみれば、これだけ素晴しい羊肉料理の数々に出合えます。

ポルトガル料理 & ワインバー「Cristiano’s」

子羊肉のグリル・ド・ハンバーグ佐藤シェフが10年以上も作り続ける、不朽の定番メニュー。写真は、シンプルに赤ピーマンのソースを添えたもの。この他に、赤ワインソースでも提供する。1,600円

あの大人気店シェフが長年大事にする“どこの国の料理でもない”秘蔵メニュー

ポルトガル式タパススタイルの小皿料理とワインの店「クリスチアノ」。この店の約90種類もあるメニューの中で、注目すべきがラムハンバーグです。そもそもこれはポルトガル料理ではありませんが、それをあえて提供する理由を店主の佐藤幸二さんに伺うと「単に、好きだから(笑)。ラムハンバーグがおいしい店って少ないでしょう。自分が食べられなくなると困るからなんです」と話してくれました。聞けば、同店をオープンする以前、オーストラリア料理のレストランで料理長を務めていた頃から作り続けている、殿堂入りメニューだそう。時期によって味わいが変わる仔羊肉に、豚の脂を混ぜてジューシーに仕上げるのが佐藤さん流。食感はしっとり軟らかく、頬張ると澄んだ脂の旨みがジュワッと口いっぱいに広がります。コリアンダーを練り込むことで、オリエンタルなニュアンスが加わっているのも個性的。すすめてくれたポルトガルの土着品種で造られた赤ワインを合わせると、みずみずしい果実味が脂の旨みをふくよかに広げてくれます。料理人としてイタリアやイギリス、タイなどを渡り歩き、各国の食文化に触れたシェフのオリジナルな1皿は、一度食べたらやみつきになること間違いなしです。

「クリスチアノ」では、フライパンやオーブンではなく、直火網焼きで仕上げる。絶妙の焼き加減で表面は香ばしく、中はしっとりした食感。ナイフを入れると肉汁が溢れる

クリスチアノ

TEL:03・5790・0909
住所:東京都渋谷区富ヶ谷1・51・10
営業時間:18:00~24:00 LO (日・祝23:00 LO) 月定休

Text:木村千夏
Photo:柳大輔、吉永吉志

※こちらの記事は2015年2月20日発行『メトロミニッツ』No.147掲載された情報です

更新: 2017年3月21日

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