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|WASHOKU GOOD NEWS[11]|
国内外のムーブメントをお届け

国内では、和食を未来に受け継ぐための団体が数多く発足し、近年その活動が目立つようになりました。そして海外では、和食の料理人、日本の食材が大躍進を遂げ、和食文化を世界に発信し続けています。そんな和食にまつわるグッドニュースや明るいトレンドを厳選してご紹介します。

O4.和食業界をリードする企業が実践するさまざまな取り組み

味噌や出汁など、和食を語る上で欠かせない食材。これらを製造、販売している日本の企業もその魅力、文化を伝えるため、教育の現場や実際の店舗などでさまざまな取り組みを積極的に手掛けています。ここではそのうちのいくつかを紹介しましょう。

和食の基本を食育の観点から学ぶイベントを開催

マルコメが開催している味噌の食べ比べ教室。日本が誇る発酵食の文化を次世代へ伝えるため、実際に味噌を食べ比べながら、その味や香りの違いについて学ぶことができます。今年は夏休みを中心に数カ所で開催予定。

鰹節を実際に自分で削り、さらに出汁を取って試飲できる体験教室をにんべんが開催しています。主に幼稚園や小学校を中心に出張講座として、年間170回ほど開催。日本食の良さ、だし文化の素晴らしさを実感できます。

にんべんが届ける鰹節から始める健康生活

本物の出汁の美味しさを気軽に味わえるのが、(株)にんべんが手掛ける日本橋だし場。2010年にCOREDO室町1にオープンし、現在では国内に4店舗、海外に1店舗を構えています。人気は、カップ販売のシンプルなかつお節だしや、月替りで提供される汁物メニュー。ほっこりとした味わいを求め、多くの出汁ファンで賑わっています。

日本橋だし場 NIHONBASHI DASHI BAR
電話:03・3241・0968
住所:東京都中央区日本橋室町2・2・1COREDO室町1・1階
営業時間:10:00~20:00(1月1日を除き年中無休)
他店舗:羽田空港店、EXPASA海老名店(東名高速道路上り線)、丸ビル店、バンコク伊勢丹店
http://www.ninben.co.jp/honten/dashiba/

写真は、2月の汁物から江戸東京野菜入り根菜たっぷりの味噌汁360円。月替りで3種類用意され、毎月楽しみにしている常連さんもいるとか

かつお節の風味をダイレクトに味わえる、カップ販売のかつお節だし100円(レギュラーサイズ120ml)。他にもかつお・昆布合わせだしもあります

O5.11月24日が「和食の日」に。新たな表彰制度も続々誕生!

2013年に制定された「和食の日」。和食文化の普及を祈念して制定されたこの日には、各地でさまざまなイベントが開催されました。また制定をきっかけに、和食文化の保護、推進のための表彰制度を、各団体が新設。官民問わず和食への注目の高さが伺えます。

11月24日の「和食の日」に全国約2000校の子どもが天然だしを味わいました

和食の日とは?
2013年、和食文化国民会議の申請により11月24日が「和食の日」と制定されました。和食文化の保護、継承を目的としたもので、この日には全国の学校など、さまざまなシーンで官民一体となったイベントが行われています。

和食文化を次世代へ継承するための活動を展開している、一般社団法人和食文化国民会議が、2015年11月24日の「和食の日」に、「だしで味わう和食の日」と銘打って、和食給食の実施を提案しました。全国の小中学校約2000校、計約50万人の子どもたちが、天然だしの魅力を味わったそうです。写真は森山農林水産大臣が参加した泰明小学校の模様。

伝統文化保護の顕彰制度で助成対象に

全国税理士共栄会文化財団が行う顕彰助成制度において、今年度より食文化部門を新設。今年度は国立民族学博物館名誉教授の石毛直道氏が顕彰されました。他5団体が助成の対象に。

オール京都で和食文化を推進

2015年、京都府と京都市が共同で、京都における和食文化の推進を目的とする、和食文化京都大賞ならびに京都和食文化賞の制度を発足させました。受賞者の発表は3月とのこと。

Text:佐藤潮(effect)


※こちらの記事は2016年2月20日発行『メトロミニッツ』No.160掲載された情報です。

更新: 2016年12月4日

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