東京のグルメシーンをリードする

|異彩のビストロ[12]|
[&ecle]表参道

東京のビストロが今、面白いことになっています。日本の有名なフランス料理店や、本場フランスに渡り、腕を磨いてきたシェフたちが営む、小所帯で、ジーンズでも行けて、仕事帰りにふらっと立ち寄れるお店が続々とオープンしているのです。一昔前はそんな輝かしい経歴を持つシェフたちはホテルやグランメゾンで料理長を務めるのが通例で、高級店でしかその腕前を堪能できませんでした。彼らにビストロを開いた理由を聞いてみると「フランス料理をもっと身近に感じてほしいから」と、口を揃えて言います。ここ数年、“コスパ”を重視した気軽なビストロが増え、私たちにとってワインやフレンチは身近になったように思えますが、彼らが言うのは伝統を踏まえ、現代の技術や食材を駆使した“本当のフランス料理”。料理と向き合う眼差しはグランメゾンのシェフと変わりません。本特集では、そんな数あるビスロトの中でも頭ひとつ抜けた、その本格的な料理や独特なスタイルで異彩を放っている、今行くべき店をご紹介します。

オリヴィエ ロドリゲスーOlivier Rodriguezー

1971年、フランストゥールーズ出身。18歳から料理の道へ進み、フランス「ドン・カミーヨ」を皮切りに「ル・シャンテクレール」(2ツ星)、「レ・ジャルダン・ドゥ・オペラ」(2ツ星)、イタリア「エノテカ・ピンキオーリ」(3ツ星)、で部門シェフをつとめた後、2000年に同店の東京店赴任のため来日し、2001年シェフに昇格。2005年にオープンした「マンダリンオリエンタル東京」内「シグネチャー」のメインシェフに就任。2007年にミシュラン1ツ星を獲得して以来、退任まで7年間星を維持し続けた。フレンチで培ったテクニックを柱に、南仏出身のシェフならではのライトなテイストで、味、香り、食感、色彩を1皿ごとに調和させるアーティスティックな技術と感性が各方面から高い評価を受けている。日本の食材にも造詣が深く、日本とフランスの旬の食材を組合わせることでも有名。(&écléホームページより)http://and-ecle.com/ 

ガストロミックミールを肩肘張らずにいただく至福

2015年7月16日にオープンした、この夏注目のネオビストロ。ガストロノミーの技術と日本の食材との出合いが生み出す新しい味覚を堪能できます。象徴的なメニューが「クーリシャス」。みずみずしいトマトのクーリ、濃厚なディルのクーリ、コク深い味わいのガーリックのクーリなど、シェフの高度な技術が可能にした野菜そのものの味がするフレンチソースとさまざまに炊き上げたライスや海の幸、畑の恵みが絡み合い、溶け合い、口中で広がるのはまさに至福。スパイスやハーブ、フレーバーとの絶妙なバランス、南仏出身のシェフらしい鮮やかな色彩感覚もため息ものです。米を初めとする食材は日本各地の選りすぐりの生産者から取り寄せ、日本のチーズやワインもセレクト。異なる文化の融合がテーマのモダンなダイニングも美食の世界を後押ししてくれます。

BRILLIANT!!

No.1 ミシュランクオリティのガストロノミー技術を誇るシェフ

No.2 オーソドックスなひと皿も新感覚で提供

No.3 ガストロノミーの技術が詰まった「クーリシャス」

フレンチの技術が詰まった「クーリ」とライスを合わせたこちらのオリジナルメニュー「クーリシャス」1,250から1,500円。野菜の色・味をそのまま生かし、五感で旬を体感できるオリヴィエさん提案の新しいフランス料理

ハーブや柑橘類の風味とポークフィレ肉の旨みが融合、絵画のように美しい包み焼き。ポークフィレのパン包み焼き&ズッキーニとドライトマトwithラベンダーとレモンのグレイビーソース2,600円

& ecle アンド エクレ

& ecle

住所:
東京都港区南青山5・5・4 LUCE南青山2F
TEL:
03・6712・5018
営業時間:
11:30~14:30LO、18:00~22:00LO 無休 年末年始を除く
URL:
http://and-ecle.com/

Photo:加藤タケ美
Text:土倉朋子(7Q7)

※こちらの記事は2015年8月20日発行『メトロミニッツ』No.154に掲載された情報です。

更新: 2016年12月22日

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