『フードスタジアム』のニューヨークレポート

|EAT GOOD[15]|
NEWYORK EAT GOOD STYLE
マンハッタン編

昨年より「EAT GOOD時代が到来する!」と言い続けてきた、フードビジネスニュースサイト『フードスタジアム』編集部が、この4月、ニューヨークへ視察ツアーに行ってきました。聞けば、6日間で「ファーム・トゥ・テーブル」、「オーガニック」、「サスティナブル」といったキーワードを持つお店を70軒近くまわって、この都市の輪郭がより明確に見えてきたそうです。というわけで、少しだけ現地の様子を教えていただきましょう。なお、この記事の続きはWEB(フードスタジアム)で!

NEWYORK EAT GOOD STYLE ”マンハッタン”編

ファーム・トゥ・テーブル[マンハッタン]

NYと聞くと、大都会!というイメージですが、実は、州全体を見ると、米国内でもトップ5に入るほどの農産物の一大生産地。地下鉄が通っている都市圏より北部を「アップステート」と呼び、昔から酪農、畜産、農業が盛んに営まれています。
そんなNYの食のキーワードの1つに〝ファーム・トゥ・テーブル?があります。その代表的なレストランと言えば、マンハッタンから車で小1時間ほどの郊外にある農場直結型の「ブルーヒル・アット・ストーンバーンズ」。シェフのダン・バーバー氏は、40年も前からオーガニックレストランの価値を発信してきたサンフランシスコの「シェ・パニース」出身で、2000年の創業の後、ミシュランの三ツ星を獲得し、オバマ大統領はじめ、各界のセレブがお忍びで訪れる店にまで成長しました。マンハッタンの食意識を変えた立役者とも言える1店です。

また、今年、新宿に出店して話題となった「ローズマリーズ」もマンハッタンに店を構える、屋上農園付きファーム・トゥ・テーブル系レストラン。同店のシェフ、ウェイド・モイセス氏に聞けば「都会の子どもは野菜がどこから来るのか知らない。だから、市内の小中学校から生徒を農園に招いて、野菜がどうやって育ち、どう食卓へ運ばれるかを教えているんだ」と言います。

しかし、ファーム・トゥ・テーブルをはじめ、「オーガニック」「サスティナブル」といったコンセプトの店はもはや日常的な存在であり、ニューヨーカーにとっては目新しいものではなくなってきています。「ブルーヒル」ももはや老舗であり観光地の1つ、「ローズマリーズ」もセレブ御用達の普通のレストランといった印象にも思えてくるのです。

マンハッタンセレブが愛するファーム・トゥ・テーブル [マンハッタン]写真は、2012年、マンハッタンのグリニッジ・イーストヴィレッジに誕生したファーム・トゥ・テーブルレストラン「ローズマリーズ」。屋上にある農園「ルーフトップガーデン」で栽培した野菜を調理して提供しています。シェフのウェイド・モイセス氏に聞けば、「ここは農場でもあり、工房でもあり、レストランでもある」と言います。また、ファーム・トゥ・テーブルの難しい点は、「食材をいかに安定して手に入れるか」だとか。食材の供給を完全に自然に依存しているため、自社農園だけではとてもまかないきれないので、近くの農家と契約し、食材を補っているそうです。

フードビジネスニュースサイト『フードスタジアム』
food-studium.com

Text:佐藤こうぞう、望月実香子

※こちらの記事は2016年6月20日発行『メトロミニッツ』No.163掲載された情報です。

更新: 2016年12月26日

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