日本酒新時代のムーブメント

|SAKE INNOVATION[11]|
日本酒の進化を紐解く12のキーワード
12 Keywords of Evolving Sake
【09 GLASS】

日本酒の進化について、大きな流れを掴んでいただけたでしょうか? こちらでは、さらに12のキーワードから、日本酒に関わる様々な現場で起きているイノベーションな事例を、シリーズでご紹介していきます。

ワイングラスで、新たな日本酒の味わいに出合える。

ワイングラスで日本酒が世界のスタンダード

もちろん陶器の盃で飲む日本酒も趣深く、とっぷり穏やかなお酒には抜群の相性を発揮します。けれど、フルーティな香りやクリアな酸が特徴の現代的なお酒をいただくときは、ワイングラスのほうが味わいを敏感に感じとれるはずです。ここ日本では2010年から毎年開催されている「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」やリーデルからリリースされた大吟醸グラスの存在が、ワイングラスで日本酒という選択肢を一般的なものにしてくれました。また、下北沢「namida」や表参道に新規オープンした「エイタブリッシュ」をはじめ話題の創作フレンチ「食堂セゾンドール」が11月に博多でオープン予定だったりと、ワインと日本酒を並列で扱うお店は都内だけではなく全国に広がっています。 右の表は、酒文化研究所がワイングラスと和酒器のテイスティング上の違いを視覚、嗅覚、味覚ごとに比較したものです。ワイングラスの特徴は薄い口あたりと香りをとりやすいフォルム。舌の先から奥までストレートにお酒が流れていくので、繊細な味わいよりも豊かさや濃さが強調されます。今まで飲んだことがある日本酒でも、ワイングラスで飲むことで新たな味わいとの出会いが待っているかもしれません。

ワイングラスと和酒器のテイスティング上の違い

資料提供:酒文化研究所

Edit:浅井直子
Text:馬渕信彦

※こちらの記事は2015年10月20日発行『メトロミニッツ』No.155に掲載された情報です。

更新: 2016年12月21日

この記事が気に入ったら
「シェア」しよう

最後までお読みいただき、ありがとうございます

pagetop