エレガントでロマンのある

|羊肉の饗宴[7]|
羊料理の魅力を味わえる店③
ラテン料理界の革命児が手掛けるレストラン「TORO TOKYO」

ヨーロッパ、アジア、中東、アフリカ、アメリカ、そしてオーストラリアやニュージーランドまで、世界各地で愛されている羊肉。日本の羊肉料理と言えば、確かにジンギスカンくらいかもしれませんが、今、東京をめぐってみれば、これだけ素晴しい羊肉料理の数々に出合えます。

ラテン料理「TORO TOKYO」

ラテン料理界の革命児が手掛けるレストランが、日本初上陸!

昨年12月、銀座コリドー街にオープンした「TORO TOKYO」。メキシコ、ブラジル、ペルーなど、南米各地の料理をベースとした、モダン・キュイジーヌのレストランです。この店をプロデュースするのは、アメリカを拠点に世界的な活躍をするシェフ、リチャード・サンドバル氏。素朴なラテン料理を、圧倒的な想像力とテクニックで都会的かつ洗練された1皿へと昇華させ、その地位を引き上げた功績から"メキシコ料理の父"と称されています。

"メキシコ料理の父"リチャード・サンドバル氏とは?

メキシコシティに生まれ、祖母の作る伝統的な家庭料理と、レストラン経営をする父の影響でアメリカの料理学校へ進学。フレンチ店で研鑽を積んだ後、1997年ニューヨークにモダンメキシコ料理のレストラン「MAYA」をオープン。ラテン料理の可能性を追求し、アメリカ各地や、メキシコ、ドバイ、カタールなど6カ国、約40のレストランを展開。著書の出版やアメリカン航空ファースト・ビジネスクラスの機内食メニューの提供を行うなど、今世界で最も注目されるシェフ

トロ チュラスコ:串に羊、牛、鶏肉とチョリソ、野菜を通し、炭火でじっくり焼き上げる"チュラスコ"は、1本で2~3人分のメインのボリューム(5,500円)。オリーブオイルとハーブ、トマト、パラペーニョ、タマネギの2種類のソースで。すっきり香り高いテキーラとともに味わうのが、店のオススメ

そんなシェフの味がそのまま日本に初上陸したTORO TOKYOで、ぜひとも試していただきたいのが「チュラスコ」。羊はもちろん、牛、鶏とチョリソ、野菜を串焼きにした逸品です。シンプルなだけに、焼き具合が命。サンドバル氏の強いこだわりから、キッチンには炭火を使用するチュラスコマシーンを設置。串を回転させながら遠火の低温で、時間をかけて焼き上げることで肉の旨味をしっかり閉じ込め、外は香ばしくしっかりとした噛み応えを残しながらも、中はふっくらジューシーな仕上がりに。サーベル状の長い串のまま、ダイナミックにテーブルに運ばれてくるのも嬉しい演出(それが写真です)。お皿に取り分けてもらったら、ハーブとオリーブオイル、トマトとパラペーニョ、2種類のオリジナルソースでいただきます。また、さらなる楽しみがこれに合せるお酒のバラエティ。例えば、ワインや日本では珍しいメキシコのビールも最高ですが、イチオシはテキーラです。植物を原料とするテキーラは、ボリュームのある肉料理の余韻を清々しく引き締めてくれるだけでなく、野菜や香草たっぷりの料理とも相性抜群。すっきり爽やかなタイプから樽熟成した複雑で芳醇なものまで、全20種類と充実のラインアップで、その味と香りの個性の豊かさに驚かされます。また店内は、1階はランチにもぴったりのカジュアルなテーブル席と、軽く1杯の利用もOKのバーカウンターを用意。2階は、しっとりディナーが楽しめる落ち着いたレストランというスタイル。伝統をリスペクトし、革新的な1皿を繰り出す巨匠の料理を、空間を使い分けながら、気軽にも本格的にも味わうことができる、貴重な1店が誕生しました。

左/トロ チュラスコ、右/米国を本拠にするシェフのレストランだけあり、内装はスタイリッシュ

左/友人とじっくりディナーを味わいたい時やデートには、2Fのラグジュアリーなテーブル席がぴったり、右/ライブ感満点のオープンキッチンを見ているだけで、より料理の登場が楽しみに

トロトーキョー
TEL:03・6274・6361
住所:東京都中央区銀座6・2先 銀座コリドー街1F
営業時間:1F 11:00~22:00LO/2F 11:00~14:30LO、17:00~22:00LO

Text:松本典子、浅井直子、木村千夏
Photo:井上美野、小倉亜沙子

※こちらの記事は2015年2月20日発行『メトロミニッツ』No.147掲載された情報です。

更新: 2016年12月3日

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