Best Local Restaurants in Japan =Tohoku=

|遠征レストラン[8]|
東京の名料理人がわざわざ赴く店?東北編?
青森県 2軒

人はなぜ旅に出るのか。その明確な答えを持っているわけではありませんが、まずは日常から離れたことで解放感を味わえることがあると思います。一方、知らない土地の中で緊張感を感じることもあります。その期待と不安を抱えた心のまま、“美しい”、“楽しい”、“美味しい”ものと出逢うとさらに感動できたりするのかもしれません。ただ、これまでは美しい観光地や楽しいアクティビティが目的で旅をしていた人が多いかと思いますが、今度は美味しいものを味わうために旅してみるのも素敵ではないでしょうか。そこで、今月は「わざわざ東京から遠征しても行きたい地方の名店」をご紹介する特集をお届けします。ずらり掲載しているお店は、すべて東京の名料理人90名に教えていただいた全171軒。料理人の方々なればこそ美味しさはお墨付きで、夏休みの計画をこれから立てる方は旅のヒント集として、是非ご活用ください。

|027| 青森県・弘前市【イタリア料理】 OSTERIA ENOTECA DA SASINO (オステリア エノテカ ダ サスイーノ)

自ら素材を育ててつくる 世界でここだけの味わい
2003年に、弘前に誕生したこのイタリア料理店は、今、日本中で最も尊敬を集めるレストランの1つでもあります。初め、オーナーシェフの笹森通彰さんは、ジャージー牛、鯵ヶ沢のイノシシ、シャモロックなど、美味しい食材を育む青森という土地を生かし、「作れるものは何でも自分の手で作ろう」と考えたそうです。そして、今では農薬や肥料を使わない放任主義で野菜やハーブを育て、烏骨鶏を飼って卵を集め、パンやパスタ、チーズや生ハム、さらにはブドウを育ててワインまで自らの手で造っています。そこに息づいているのは「料理の仕込みは農園での種植えから始まる」というイタリアのカンパリズモ(郷土主義)の精神。そして、そんな誰も真似することができない素晴らしい料理の数々に心を奪われてしまったリピーター客が店の予約の多数を占めていると言います。

住所:青森県弘前市本町56・8
電話:0172・33・8299

|RECOMMENDER |
モンド
宮木康彦さん
野菜、ハム、チーズ、ワイン…お店で使用される食材は、ほぼ自家製! まるでイタリアの地方で出会える本場のレストランのようです。料理の完成度も非常に高くて素晴らしい。
インカント
小池教之さん
言わずと知れた、今や世界に名が知れる名店。自家製にこだわり、まさに究極の自給自足を実現しています。

レフェルヴェソンス
生江史伸さん
生ハムやチーズ、ワインまでもオリジナルで作り、その味は他の職人たちの追随を許しません。「おきまり」の価値観を突き破ることによって、レストランの可能性を広げ続けているお店です。

レストラン バカール
石井真介さん
イタリア食材にこだわらず土地の食材を幅広く使い、日本で表現するイタリアンを実践しています。食材を自分で作るのは、東京のシェフたちにとっても、まったく歯が立たないジャンルです。

|028|青森県・弘前市【日本料理】 御料理 なる海

郷土色にじみ出る、粋な日本料理
土蔵を改装した懐石料理の店。郷土色を残しつつも、モダンな器や個性ある盛付けが、料理をいっそう引き立てます。

住所:青森県弘前市本町34
電話:0172・35・0081

|RECOMMENDER|
お料理 春草
今井良和さん
東京から九州まで全国で研鑚を積まれたご主人の作る料理には、食材と技法、双方の素晴らしさが感じられます。

Text:sweet thick omelet、小寺慶子、effect(佐藤潮、荒井しんご、平岡あみ)

※こちらの記事は2015年8月20日発行『メトロミニッツ』No.153に掲載された情報です。

更新: 2016年11月18日

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