映画鑑賞のいまどきのカタチ

|“食べる”を見つめる映画[9]|
「食」と「映画」の場をつくる人々「東京映画食堂」

映画はいまや映画館や、ホームシアターで観るだけのものではなくなってきているようです。カフェやレストランで、アウトドアで、さらにはお寺でも。それらに共通しているのは、その場で一緒に観た人たちと共有できるということ。映画の新しい楽しみ方があちらこちらで生まれています。

映画祭に有名シェフのフードトラックが!! 「東京映画食堂」

「アルポルト」片岡護氏、「アイアンシェフ」でお馴染みの須賀洋介氏や脇屋友詞氏の料理が登場した昨年のキッチンカー。今年は「広東名菜 赤坂離宮」の譚彦琳氏、「鮨よしたけ」吉武正博氏、フランス料理「レストラン タテル ヨシノ」吉野建氏、日本料理「一凛」橋本幹造氏らが考案した特別メニューが披露されます。

最高の映画とともに世界に誇れる東京の食を紹介

この秋の一大イベント、東京国際映画祭の会場にはフードトラックが出現します。しかも、料理を振る舞うのは人気シェフがズラリ。まさに食と映画をつなげる取り組みですが、そもそものきっかけとは?「東京国際映画祭には、世界中のゲスト・プレスが一堂に会します。その場で、世界から選りすぐり映画の鑑賞とともに、世界に誇る技術を持つ日本の「食」を紹介したいというのがこの企画の意図です」とは東京国際映画祭事務局の井原敦哉さん。店舗では5000円分のイクラを1000円のイクラ丼として提供するなど、昨年も実施され大好評だったそう。「世界都市東京はミシュラン3ツ星を擁するレストランの数が世界最多と、海外から見ても非常に洗練された都市です。国際映画祭の場としては国内外のゲストに向けて超一流のものを提供し、東京のハイクオリティな面を演出しています。もちろん日本にはB級グルメもありますが、それは他でもやっている事なので、まさかキッチンカーでここまですごい食を提供できるのか、というこの場にしかない驚きと感動を提供していくのが最大の目的です」。東京映画食堂プレゼンツの映画も上映されるということで、ますますこのお祭りが楽しみになりそう!

東京映画食堂プレゼンツ 東京国際映画祭パノラマ部門上映作品

c2015 WAGAMAMA MEDIA LLC.

KAMPAI! FOR THE LOVE OF SAKE (2015年日本)

京都・木下酒造に勤める初の外国人杜氏、岩手の酒蔵・南部美人の5代目蔵元、神奈川・鎌倉の米ジャーナリスト。まったく異なる背景を持ちながら、日本酒に魅せられてしまった3人の男たちに密着し、日本酒の多様で複雑で芳醇な世界をのぞき見るドキュメンタリーだ。世界からの注目も高まる“日本酒”の深淵なる魅力とは?

c 2014 B REEL. All Rights Reserved.

99分,世界美味めぐり (2014年/スウェーデン)

最高のひと皿を求めて世界中を巡り、SNSで情報発信する「フーディーズ」。なかでも最高峰と名高い5人の美食家が案内役を務め、最先端人気レストランから伝統料理まで全29店を紹介していく。京都の菊乃井や東京の鮨さいとうなど、日本が誇る名店も登場する。

仕掛け人 井原敦哉さん

東京国際映画祭

2015年で28回目を迎える東京国際映画祭。6名の国際審査委員が最優秀作品賞である“東京グランプリ”を選出する「コンペティション」やエンターテインメント性の高い話題作を集めた「特別招待作品」、アジアの秀作に焦点を当てた「アジアの未来」など世界から選りすぐりの作品が集結します。会場:六本木ヒルズ、バルト9、新宿ピカデリー、TOHOシネマズ新宿ほか
http://2015.tiff-jp.net/

Text:石村研二、メトロミニッツ編集部

※こちらの記事は2015年10月20日発行『メトロミニッツ』No.156掲載された情報です

更新: 2016年11月20日

この記事が気に入ったら
「シェア」しよう

最後までお読みいただき、ありがとうございます

pagetop